『水資源』の危機!!どうする?-③:2.水資源の危機とは 1)世界の水消費量の急増
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■自然の摂理を超えた水の過剰消費
世界の水の年間使用量は、1900年から徐々に増加しているが、1950年から1995年までの間に2.6倍に急増している。
一方、同じ期間の世界人口を見ると、同様に2.2倍に急増している。
このことから、水使用量の増大は、人口増大が大きな要因になっていることが分かる。
同期間における1人当たりの水使用量の変化を見てみると、農業用水はほぼ横ばいであるが、工業用水は約1.8倍に、生活用水は約3.0倍に増加している。このことから、工業・生活用水の1人当りの水使用量の増大も、水使用量の増大の一因となっていることが分かるが、全使用量に占める割合は小さいため、1995年時点で70%を占めている農業用水の増大が与える影響が最も大きいといえる。
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2000年に世界水会議(WWC)により発表された「世界水ビジョン」は2025年の世界水需要を49,130億m3と予測し、同年における世界の一人当たり水資源は1995年の6,600m3から4,800m3に減少し、30億人以上が水ストレス(水と量の質の限界)に直面すると予測している。
特に1995年から2025年の間における地域別水需要の伸びはアフリカ1.6倍、南米1.5倍、アジア1.4倍と予測され、人口増加の激しい途上国地域ほど高い伸びとなっている。
ここからは、水消費量の急増の原因について詳しく見ていきます
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排ガス、炭酸ガスとアレルギーの関係
国立成育医療センター研究所の調査によればダニやスギ花粉でアレルギーを引き起こす割合は、1950~60年代生まれでは4~5割、1970年代生まれは9割。アトピー性皮膚炎でみると厚生労働省調査によれば39万9千人(平成11年10月)で過去数十年間は増加の一途をたどっています。
今回は、心と免疫機能の関係?!その2【心とアレルギー】に引き続いて、免疫革命(著者:安保徹)で触れられている興味深い記事を紹介したいと思います。
私たちの免疫細胞には、マクロファージや顆粒球などの血球系免疫細胞と、T細胞やB細胞などのリンパ球系免疫細胞に分類されます。アレルギー反応は抗原に対しての免疫反応ですが、主に働いているのはリンパ球系の免疫細胞になります。
安保氏によれば、アレルギー反応を引き起こすリンパ球系の免疫細胞が活性化するのは副交感神経が優位になっているとき。逆に血球系の免疫細胞が活性化するのは交感神経が優位になっているときとあります。この理由については、私もよくわかりませんが(今後調べてみますが)、アレルギー増加の原因にこの副交感神経優位の環境や生活環があると述べられています。そしてこの副交感神経優位の生活となった原因に圧力不足という視点が前回の記事で述べられています。
今日はこの副交感神経優位を招いているもう一つの原因について紹介したいと思います。
「くすり」って、何だろう?・・・最も流通しているアスピリン(世界初の合成医薬品が大量生産大量消費の始まり)
finalcutさんのエントリーで、「くすり」についての大きな4つの変遷について紹介が有りました。
今日はその中の、「2.合成薬(アスピリン)の開発」 について、迫りたいと思います。
風邪をひいて高熱と頭痛に悩むとき 😥 、たいていは医者の診察を受ける前に薬局でアスピリン(aspirin)を買い求め 服用する。それでもだめなら医院や病院 に駆け込む。おそらく、今日ではこれが大半の人のライフスタイルでしょう。
アスピリンは医師の処方箋がなくても患者が薬局で直接購入できるいわゆるOTC(over the counter)医薬品の代表であり、解熱鎮痛薬として世界でもっともポピュラーな薬品です。(ちなみにアスピリンを制酸剤でで包んだ薬がバファリンです。)
アスピリンは化学的には アセチルサリチル酸という非常に簡単な有機化合物で、合成により供給されています。ではアスピリンはどんな経緯で医薬品として確固たる地位を得たのでしょうか。
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赤外線放射吸収には限界がある
人間由来のCO2温暖化説のきっかけとなったキーリングの二酸化炭素測定方法とはどんなものだったのでしょうか?
ハワイのマウナロア観測所で行われたそれは現在でもよく用いられる
「非分解性赤外線分析」によって、14年に及ぶ一連の二酸化炭素濃度の測定したのです。
物質を構成している分子は、それぞれ特有の原子間振動を持っており、この振動モードの振動数に応じた波長の光を吸収し、圧力が一定のガス体では濃度に対応した吸収を示すことがわかっています。
この原理に基づいて、二酸化炭素の主要な吸収波長帯域である15μm 付近の波長帯域に強い吸収帯を持つため、これらの波長域付近における赤外線吸収を測定することにより、その成分濃度を測定しているのです。これが「非分解性赤外線分析」というやつです。
この二酸化炭素(温暖化ガス)の波長吸収によって地表面に放射されることで温暖化する(いわゆる温室効果)というのが皆さんご存知のCO2温暖化説の原理ですよね。
ところが、
温室効果ガスの放射吸収率(=熱放射率)には飽和状態というものがあり、それ以上熱放射率は上がらず気温も単純に上がらないことを知っていましたか?
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アミノ酸サプリの実態~健康ブームってどうなん?その5~
「マイナスイオン」ブームの裏側にあるものは!~健康ブームってどうなん?その4~
に引き続き、このシリーズも5回目
今回は、 「アミノ酸サプリ」 について
以前、アミノ酸については アミノ酸飲料よ、今いずこ? で
タンパク質は20種類のアミノ酸の組み合わせで構成されている
アミノ酸のうち8種類は体内で合成されず、「必須アミノ酸」と呼ばれ、外から取る必要がある が、たんぱく質なので普通の食事をしていれば、充分摂取できる
運動後の筋力回復や筋肉痛の軽減に効果があるので、アスリートにはありがたいもの
アミノ酸といえどもカロリーは炭水化物と同程度あるので、必要以上に摂れば脂肪になり、肥満の原因にもなる
などが紹介されました
今日はそれに引き続き、 アミノ酸サプリメントの実態 を検証していきます 😀
応援ありがとうございます。
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水の物性、特徴を探る。その7 原始地球の水循環と、生命の基礎物質の生成
EARTH, OCEAN, and LIFEさんからお借りしました。
原始地球の様子。「水の惑星」とは対極に見える「灼熱世界」。
今回は地球の「水」の成り立ちを見てみます。そして、生命進化にどのように繋がっていくかも扱ってみます。
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『水資源』の危機!!どうする?-②:1.水資源とは?
プロローグを受けて本編に入ります 🙂
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■淡水は、自然の循環システムのなかでの限られた資源
言うまでも無く、生物は水なくして生存できない。
そして重要なことは、水は石油や石炭などの資源と違い代替物が全く無い物質なのである。
その意味で、水は生物の最も根源的な資源である。
(画像は、「宇宙航空研究開発機構」さんより引用させて頂きました)
地球の水の量は約14億km3で、地球の水循環システムのなかで増えも減りもせず存在している。
そして、人間が生活や農業・工業生産で主に利用する淡水も、海水から塩分を除かれて蒸発し陸地に雨(淡水)として降らす水循環システムの一部として存在している。
○地球上の水の構成
※( )内は淡水を100とした場合の構成比
(表は、『「水戦争」:柴田明夫 著』より引用させて頂きました)
ただし、地球上の水約14億km3のほとんどは海水で、淡水は2.5%(約3500万km3)でしかない。
しかも、その7割近くは南極や氷河や万年雪などに閉じ込められたものであり、さらに残りの約3割は地下水のかたちで存在している。
つまり、利用しやすい河川や湖沼の水の量は、地球の全水量の約0.007%(0.103/1,385.980)、淡水のなかでも約0.3%(0.103/35.029)に過ぎない。(約10万km3)
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毎年約12万km3程度の降水が陸上に到達し、そのうち約2/3は土壌表面からの蒸発や植物の葉からの蒸散によって大気へ戻り、残りの約4万km3が流出水となって河川や地下水から海に帰っていく。
淡水は、この年間約4万km3の雨水(天水)によるほか再生できない。
だから、水循環システムのなかで利用できる淡水とは、地球の全水量の約0.003%(0.04/1,385.980)、全淡水の約0.1%(0.04/35.029)の水なのである。
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あと利用するとすれば、歴史のなかで雨が地表に注ぎ地面に深く滲みこんで地下水として蓄えられている水(化石水)である。
地下水は河川・湖沼の地表の水の約100倍(約1000万km3)あるが、そのなかで雨水(天水)の水循環の中に存在する浅い地下水を除いた多くは、帯水層と呼ばれる地下貯水池にあり、岩盤に守られた閉じた系として存在している。
そのため天水がほとんど注ぎ込まれることはなく、汲み上げるには多大なエネルギーを消費するとともに、井戸として汲み上げれば補給を行わない限り渇水する水なのである。
つまり、
淡水は自然の循環システムのなかで再生され、その摂理を超えれば枯渇する限られた資源である。
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心と免疫機能の関係?!その2【心とアレルギー】
kawanoさんの『心と免疫機能の関係?!』に続けて、心とアレルギー(免疫機能)の関係について調べてみました
アレルギーとは特定の人が特定のものに対して起こす過剰な反応のことです。
これらの原因には以下の3つがあるようです。
① | 栄養過多による副交感神経優位とリンパ球の増加 ⇒自立神経システムのバランスの乱れ |
② | リンパ球は古くは寄生虫という抗原を認識するものでしたが、清潔・潔癖志向などにより寄生虫が少なくなった現在、これが他のタンパク抗原に向けられるようになりました。 ⇒ハウスダストや食べ物、花粉などのタンパク質を抗原と認識 |
③ | 自動車や工場などから排出される窒素酸化物の高濃度 ⇒副交感神経優位 |
今回は①の『自立神経』に焦点を当ててみました
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「くすり」って、なんだろう?・・・モルヒネ編
こんばんは。
先日のfinalcutさんのエントリーで、「くすり」についての大きな4つの変遷について紹介が有りました。
今日はその内の、1.モルヒネの発見について、迫りたいと思います。
まず、みなさんが、モルヒネって聞いて、どのようにイメージされますか?
くすりとしてよりも、麻薬として、ちょっと危険な香りを感じる方も多いかもしれません。
確かに、モルヒネ自体には、痛みを感じさせない鎮痛作用の他、多幸感等の快感を感じさせる、いわゆる麻薬としての側面も持っています。
が、現代において、くすりとしてのモルヒネは、その強力な鎮痛作用から主に進行がん患者の痛みに対する、除痛を目的として使用されています。
このようなモルヒネですが、体内で作用する仕組み自体は、体内で生成されるエンドルフィンなどの鎮痛快感物質を受け取る受容体(レセプター)に、モルヒネがはまり込むことにより、鎮痛快感作用を引き起こすという仕組みのようです。
体内で生成される鎮痛快感物質が作用している現象としては、ランナーズハイがその一例です。
より詳細な仕組みについては、ここでの主テーマではないので、これ以上の深入りしませんが、興味のある方は、どなたか調べてエントリーいただければと思います。
では、モルヒネですが、一体、何時頃から、どのようにして、作られ、利用されてきたのでしょうか?
ヒントは、下のポスター。
<ケシの実マン>
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『地球温暖化詐欺』を知ってますか?-本編⑤ 環境運動は何のため?
二酸化炭素による温暖化仮説の科学的問題点をこのシリーズであつかってきた。その結果、仮説は論理矛盾だらけということがハッキリしてきた。にもかかわらず、『このままでは地球は滅びる』とただ行動に訴えかけるこの運動は一体何のためにやっているのだろうか?
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