「マイナスイオン」ブームの裏側にあるものは！～健康ブームってどうなん？その４～
こんにちは～ 😀
さんぽ☆です。
昔の人は「にがり」を食さない！！～健康ブームってどうなん？その1～
「牛乳＝カルシウム」はウソ！！～健康ブームってどうなん？その２～
減少するものは補給すればいい！これってホント？？～健康ブームってどうなん？その３～
に続いて、健康ブームってどうなん？シリーズも４回目 
です。
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みなさん、 マイナスイオン って知ってますか～？
一昔前にブームになりましたよね？
マイナスイオンドライヤーや、マイナスイオンが発生する空気清浄機 
、エアコンetc
その効果は、ストレス軽減、リラックス 
、不眠解消 
、
血行促進、新陳代謝の活性化、空気の浄化・脱臭etc
が言われています。
この、マイナスイオンの正体って何だか知っていますか？
いつも応援ありがとうございます 😀
健康グッズを扱っているサイトの説明を読むと・・・
マイナスイオンとは？
空気中に含まれるわずかな電気を帯びた物質(原子・分子etc）
と記載されるいるものが多いです。
が 
、しかし・・・
そもそも「マイナスイオン」というのは学術用語ではなく、科学的な標準定義も実は存在していないのです！！
まともに説明している論文すらありません。。。
そもそもイオンとは何なのでしょう？
「イオン」とは、電気的に中性の分子が、電子を失ってプラスの電荷を持った部分と、電子を得てマイナスの電荷を持った分子に分かれることで発生します。
この時、プラスの電荷を持ったほうを「陽イオン」と呼び、マイナスの電荷を持ったほうを「陰イオン」と呼びます。
そして、イオンが安定していられるのは、主に水の中 です。
それは、水分子がイオンの周りを取り囲んでくれるからなんです。
空気中では、分子が自由に動き回れるので、
イオンが発生してもすぐにプラスとマイナスの電荷が引き合ってくっついてしまう為、
なかなか安定して存在することができません 🙁
つまり、仮にマイナスイオンなるものを生成できたとしても、空気中ではすぐになくなってしまうということなんです！！
さらにさらに、
実は私達の身体もイオンだらけなんです。
ナトリウムイオンやカリウムイオンなどの金属イオンをはじめ、タンパク質や糖、酵素とおった体内物質もイオン化して存在しています。
つまり、もともとイオンの固まりのような私達なのに、わざわざ空気中からイオンを取り込むことで劇的に変化現れるのでしょうか？
う～ん、知れば知るほどマイナスイオンって怪しくなってきました 
では、なぜ大手電気メーカーが根拠や効能が怪しいマイナスイオンなるものに飛びついて、次々と商品を発売していったのでしょうか？
それは、日本の家電メーカーは、現在中国のメーカーに押されて苦しい状態追いやられている 
という市場の問題があります 
日本のメーカーは優秀なので、家電製品の性能はあげれるところまであげ、省エネもいきつくとろまでつめ、大きさも限界まで小さくしました。
つまり、今や技術的には完成してしまっている商品ばかりなのです 
その中でそのその性能は維持しつつ安い中国家電が入ってきているわけです！！
この状況を打破する画期的新技術が欲しい ！！
そこで彼らが飛びついたのがマイナスイオンというわけです。
世間ではマイナスイオンが身体によいと話題になっていたので、その機能を付加すれば新たに買う人がいるだろうと目論見なのです。
つまり、このマイナスイオンブームの裏には、市場縮小という問題があったのです！
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