2008-12-06
地球環境の主役~植物の世界を理解する~⑥海の消滅という逆境から植物の陸上進出は始まった
前回、海中における植物(藻類)の進化を紹介しました 😛 。
今回は、海から陸上へと、どのように植物が適応・可能性収束していったかを考えてみました 🙄 。
(このきれいな写真はhttp://ogatour.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/index.htmlサイト様よりお借りしました 。)
なぜ植物は水中から陸上へと進出してきたのか?
30億年前に地球上に生物が誕生して以来、生物の進化の場は水中のみでした。
それから、植物が水中から陸上に進出してきたのは、地球の歴史の中でも4.1~4.3億年前になります。
この時期は、「シルル紀」と呼ばれ、昆虫類や最古の陸上生物が出現した時期でもあります。
シルル紀初期には、赤道付近にシベリア大陸、ローレンシア大陸、バルティカ大陸にはさまれた「イアペトゥス海」という浅い海が広がり、多くの生物が繁栄していました。
しかし、4.2億年前にはこの3つの大陸が徐々に近接していくことで、イアペトゥス海は消滅 してしまいしました。
その結果、イアペトゥス海に生息していた植物(藻類)達は必然的に陸上への進出という、逆境のレールに乗らなければならなかったと仮設をたててみました。
では、海から地上へ、どのように進出⇒進化・適応してきかを考えて見ましょう 。
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