2012-03-25
『科学はどこで道を誤ったのか』(14)最終回 ~共同体を悉く解体された古代ギリシャの自分発の“思弁的な自然哲学体系”が、科学が道を誤った源~
(※左から、タレス、プラトン、ユークリッド)
福島原発の大惨事により、近代の科学技術が人類を滅亡に導くものとして存在していることが明らかになった。
つまり、近代科学は、現実に則した事実認識とはいえず、傲慢にも「人間が自然を支配する」という現実を捨象した架空観念発の認識体系であり、そのような近代科学技術への万能観が、人類滅亡に瀕するような状況へ暴走させている。 (参照:シリーズ1)
この問題意識をもって、なぜこのようになったのか、科学がどこでどのように道を誤ったのか、その構造を解明するために、古代(シリーズ2、シリーズ3、シリーズ4)~中世(シリーズ12、シリーズ13)~近世(シリーズ5、シリーズ6)~近代(シリーズ7、シリーズ8)~現代(シリーズ9、シリーズ10、シリーズ11)と、歴史を遡って追求してきましたが、いよいよ最終回です。
最終回の今回は、ここまでの中身を踏まえ、シリーズテーマ『科学はどこで道を誤ったのか』に迫ります。