2012-03-06
【感情が「理性より賢い」とき】科学を身近に☆NewStream
みなさん、こんばんは☆
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の注目科学ニュースを紹介します。
人は、現象の判断をする際、感情よりも理性の方が情報処理に優れている=より正しい判断能力があると思いがちですが、なんと、「感情の方が理性よりも正しい判断能力を持っている」という興味深い研究結果が出てきたそうです。
感情が「理性より賢い」とき (WIRED.jp 2012/03/06)より引用
人間の理性の処理能力には限界があるが、無意識は大量の情報を同時に処理する能力を持つ。その無意識への窓になるのが感情であり、さまざまな予測において「自分の感情を信じる人」のほうが優れた成績を示したという研究結果を紹介。
人間は長い間、感情を低次なものと見てきた。原始的なものであり、動物であった過去の時代から引き継ぐ残念なものにすぎないとして。
例えばケーキを食べ過ぎたり間違った人とベッドをともにしたり、サブプライム・ローンを借りたりするなどの愚かな行動をとったとき、われわれはふつう、それを短視眼的な「感情」のせいだとする。さらに、激情から犯罪を犯す人はいるが、理性から犯罪を犯す人はいない、とも考える。
感情に対してこうしたバイアスを持つため、人は常に理性は正しいと考えがちだ。難しいジレンマに直面したとき、ほとんどの人々は選択肢を注意深く評価し、情報を集めて意識的に検討する方法がいちばんいいと考える。
しかし、もしわれわれの感情が、より賢く、事態をよりよく把握しているとしたらどうだろう。最近、たくさんの変数を含む複雑な決定においては、「感情的なシステム」や無意識のほうが「意識的な脳」よりも優れている場合があるという研究が行われている。
非合理的で衝動的だとして見下されてきたプロセスが、少なくともある条件下では、より「知的」であるかもしれないのだ。
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