2009-12-17
環境と経済2
>経済と環境についてどう折り合いを付ければいいの?(環境と経済1)
その疑問に対して同志社大学宇沢弘文教授が一つの可能性を示している。
2.「コモンズの悲劇」の本質~社会的共通資本とは
まず宇沢教授は、「コモンズの悲劇」に対して、「オープンアクセス」と「コモンズ」との区別についての、完全な誤解だとしている。
オープンアクセスというと、「誰でも自由に利用できる」ことを意味するが、実際のコモンズというのは、利用者は特定の村、地域の人々か、あるいは特定の職業的、社会的集団に属する人々に限定されている。
そして利用者にはコモンズを利用するときのルール、掟が、厳しく規定されている。コモンズというのは、むしろ、オープンアクセスを否定するものである。
したがって、ハーディンのいうような「オープンアクセスなコモンズ」というのは、世界にもほとんど例を見ず、その意味ではハーディンの研究は現実性を欠くものである。
と宇沢氏は評価する。
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