【電力会社はなぜ原発を稼動させたいのか?】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
あれだけ声高に叫んでいた「計画停電」ですが、いざ夏になってみるとまったく起こる気配がありません。
「大飯原発」を稼動させたので、電力供給が間に合ったのでしょうか?
いえいえ、そもそも関電の電力不足予測の元になる、需要予測が過大すぎたようです。
京都民報-関電「電力不足予測過大だった」 大飯3・4号機の3倍増-より
夏場の電力不足を強調し、大飯原発3、4号機(合わせて237万キロワット)の再稼働を強行した関西電力。電力不足の根拠とした電力需給予測(5月発表)と、今夏の実測データを比較すると、約700万キロワット(供給400万キロワット、需要300万キロワット)、大飯原発2基の3倍もの電力が増えていたことが分かりました。この問題を指摘してきた「気候ネットワーク」(浅岡美恵代表)は、「省エネ・節電が進む中、再稼働しなくても夏は乗りきれた。関電は原発を止め、本当のデータを公表すべき」と批判しています。
データは、関電が5月19日発表した「今夏の需給見通し」と、7月1日~8月6日までに発表したデータを比較したもの。
供給の内容では、揚水発電が223万キロワット(予測)→448万キロワット(7月6日)、他社・融通電力644万キロワット(予測)→742万キロワット(4日)、水力203万キロワット(予測)→285万キロワット(7月17日)と、合わせて405万キロワット電力供給量が増えています。
電力需要では、2987万キロワット(予測)としていましたが、実際の最大需要(4日)は2681万キロワットと、306万キロワットも下回っています。
また、関電側は需要予測データを「2010年並みの猛暑」と設定していますが、今年の猛暑日(35度以上、6日まで)は13日間で、10年の14日間とほぼ同等の「猛暑」となっています。
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3.11事件後、話題のHAARPはやはり軍事技術だった
やはり、HAARP技術は軍事技術で間違いないようだ。
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ほんとうの技術革新は追求レベルの高い雇用を増やす
情報技術の進歩と首都機能移転で没落する東京
工場制手工業から機械制工業への転換で多数の工場労働者が不要になった。蒸気機関車の導入で多数の飛脚や駕籠を担ぐ人が不要になった。技術革新は常に大量の失業者を特定の分野で生み出す。情報技術の進歩はマスコミ・出版・音楽・証券・旅行代理店・生命保険・損害保険等の業種を直撃しており、近未来にはこれらの業種の雇用は大幅な縮小ないし消滅が避けられない。これらの業種に共通するのは自ら付加価値を生産することができないことである。情報技術の進歩はこのようなコストの高い間接部門を消滅させつつある。
付加価値を製造する業種である製造業においても、パナソニックが本社を7000人から数百人まで削減するという。人事・総務・営業などの業務が情報技術の進歩で合理化できることがその背景にあると思われる。公務員の世界でも同様の人員削減は進んでいくだろう。
技術革新は必要な労働者数を削減するという常識には前提条件がある。それは、労働者は資本家の下僕で、資本家の利益創出のための駒に過ぎず、生活のためには厳しい労働をせざるを得ないこと つまり、市場原理主義ともいえる、お金をもうけることがすべてで、労働にそれ以上の意味は無いという思想だ
ここで、一番利益を上げている資本家の目線で見ると、経費である労働者賃金を最小にする技術の創出が技術革新ということになる。そして、冷静に現実を見れば、技術革新という言葉は、ほとんどそのような文脈で使われている
たとえば、寿命の短い製品を大量に生産し、商品循環を絶やさない技術の開発も技術革新という意味に含まれている その結果、雇用も増えるので、安い賃金しかもらっていない労働者も文句を言わなくなる。この場合は、資本家の利益を最大にする技術革新の結果、たまたま労働者の雇用も創出することが出来たに過ぎない
結局は、資本家から見た技術革新は、雇用を減少させるベクトルでしかない。
ここで、発想を変えて、仕事とはみんなの期待に応えること そして、期待に応えた結果よろこんでもらうこと自体が最大価値であるという現代の意識潮流をもとに技術革新を考えてみる。そうすると、
たとえば法定耐用年数を倍にすればより引用
ここで、耐用年数を倍にするとどうだろう?
その企業は法定耐用年数以上使わなければ、採算上あわない。そして、一般的にその資産を製造するコストは倍にはならない。例えば、10億円の鉄筋コンクリートの事務所ビルは法定耐用年数は50年であるが、これが100年となっても、概ね13億円で作れるようだ。つまり、単年度の減価償却費は2000万円から1300万円になり、700万円の差額が発生する。
これは、大量生産・大量消費の原理から離れていくこととなり、プライスはあがる。つまり、本当に必要なものしか買わないし売れない。この視点が「一世代完結消費」から「多世代共有消費」への転換となり、物的生産以外の社会的な活動(真の環境対策など)へシフトする契機となる。
マクロ的には、環境問題の原因となる製造業の生産が縮小していくこととなり、より認識生産といわれる部分へ転換が求められる。貧困の消滅→物的市場が飽和した日本にとって、この転換がいま必要だ。
のように、社会問題という大きな期待に応える為に、絶えざる追求が必要になり、それが達成できれば大きな充足が得られるという技術革新にスポットライトがあたってくる:-)
この技術革新は、かつての資本家がとってきたお金儲けがすべてという価値とは真逆で、かつ、高度な追求を必要とする
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【地球のしくみ】12 生物の起源~海を膜内部で濃縮・高分子化することで、生物は誕生した~
前回は地球にしかない「水」の特性である「何でも溶かし込む力」に焦点をあて、そのメカニズムを解明しました。
今回はその「水」の中で誕生した「生物」について2回に渡って扱っていきたいと思います。
生物は「水」=「海」の中で誕生しました。
それでは、生物の誕生した「海」とは一体何なのでしょうか?
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【電磁波は地震を引き起こすのか?】地震予知の“ノイズ”こそ答えか
これまで、【電磁波は地震を引き起こすのか?】というテーマで追求を続けてきました。
地震に関連する地圏 -大気圏-電離圏結合
- 【電磁波は地震を引き起こすのか?】地球内部の加熱メカニズムとは1 ~プロローグ
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/07/001145.html - 【電磁波は地震を引き起こすのか?】地球内部の加熱メカニズムとは2 ~電磁加熱(誘電加熱編)~
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/07/001154.html - 【電磁波は地震を引き起こすのか?】地球内部の加熱メカニズムとは3 ~電磁加熱(誘導加熱編)~
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/08/001160.html
前回と前々回は、有力な仮説として追求してきた「熱移送説」を裏付ける基礎的なメカニズムとして、誘電加熱と誘導加熱という仕組みについて考えてきました。
そこで今回は、熱移送説のエネルギー源となる「熱」を生み出しているメカニズムを明らかにするため、地中で起きている電磁気現象について調べます。
もし、地中で岩盤を溶かすほどの電波が発生しているとしたら、地表、あるいは地上にも漏れ出ているのではないでしょうか?そういった視点で、地中の電波を観測している地震予知研究から電磁波観測に関する成果を取り上げます。
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自然の摂理ML selection☆*:・°~季節のお便り♪目からウロコの野菜の見極め方
みなさん、こんにちは
自然の摂理ブログでは、ML(メーリングリスト)をしています
毎週1回、女性メンバーから当ブログやその他サイトの「時事情報 」や「おすすめ記事 」の紹介を毎週発信しています
その中から、おすすめの記事をちょこっと紹介していきます
+o。。o+゜☆゜+o。。o++o。。o+゜☆゜+o。。o++o。。o+゜☆゜+o。。o+
こんにちは 「夏まっさかり 」ですね
ついつい食べ物の話になりがちなmameなのですが(笑)
夏の食べ物の中でも、私はゴーヤが大好きです !!
先日は、上司(♂)が自宅マンションのベランダで自分で育てたという、立派なゴーヤを持ってきてくださいました (もちろん、会社のみんなで美味しく頂いちゃいました )
最近は、ゴーヤを「日よけ」として育てるのが広まっており、ゴーヤを「緑のカーテン」として設置することで補助金が出る制度まであるそうです。
(なんでゴーヤなのかというと、つる植物のなかでも特に成長が早いからなんだそうです )
さて、そんな大好きなゴーヤをスーパーなどで買うとなると、
「青々としていて、ピンとハリのあるもの!」を選んで買っていました。
もちろん、ほかのお野菜もそうやって選んでいます
ところが!その選び方には、間違いがあったそうなのですΣ(゜д゜lll)ガーン
るいネットで、なるほどー!なこんな記事が紹介されていました
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風がふくのはなんで?(5)~偏西風の蛇行と低気圧の異常発達の関係は?~
前回記事では、偏西風の一つで上空に吹く「ジェット気流」の仕組みと、蛇行する原因(気象に与える影響が大きい)について勉強してきました。今回記事では、上空のジェット気流が蛇行することによって、地上の気象が変化する仕組みについて追求していきたいと思います。
●温帯低気圧の発生から消滅までのサイクル
爆弾低気圧や竜巻のレポートでも紹介しましたが、低気圧の異常発達には上層大気の流れが大きく影響していますが、まず最初に、上層大気の影響を無視した低層大気における低気圧の形成から消滅のプロセスをおさらいしておきましょう。(尚、台風=熱帯性低気圧は別で扱うものとして温帯性低気圧を中心に扱います)
図はこちら→ http://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame065.htm からお借りしました。
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【「遺伝子ドーピング」はオリンピック選手を変える】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
(画像はコチラからお借りしました)
いよいよロンドン・オリンピックもクライマックスに近づいてきました。
なでしこの準決勝進出や体操の内村選手の28年ぶりの金メダルや、なでしこの銀メダルなど日本の選手の活躍はとても嬉しいです。
ロンドンオリンピックの熱戦が報道されていますが、
報道されない、裏の戦いもあります。
それは、 ドーピング戦です。
葉詩文(ロンドンオリンピックの競泳400m個人メドレーであらゆる記録を破り、最後の50mは男子の優勝者よりも速く泳いだ中国の16歳の女性選手)の並外れたタイムについて、遺伝子ドーピングではないかという論争や非難があったあとで、アスリートたちの遺伝子改変というテーマがいまによみがえっている。そして、長い間続く懸念がある。
遺伝子ドーピング万歳!より
実は、遺伝子ドーピングは世界アンチドーピング機関:World Anti-Doping Agencyによって、ほかの不正な方法と同様に禁止されているが、将来規則となる可能性があるらしいのです。
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【電磁波は地震を引き起こすのか?】地球内部の加熱メカニズムとは3 ~電磁加熱(誘導加熱編)~
☆☆☆誘導加熱を追求する目的
現在、地震理論の最有力候補だと考えられる「熱移送説」。その中で“電磁波によって、地中内部の物質は加熱される可能性はあるのか?”について検証しています。
地球内部の加熱方法を考える上で、前回の「誘電加熱」のポイントをもう一度整理すると、
・誘電加熱では「分極現象の有無」と「誘電加熱できる物質は絶縁物質(誘電体)」であること。
・誘電加熱にはある程度高い周波数(数MHz~数GHz)が必要なこと。
・「誘電加熱」では、物質毎(あるいは分極の種類)に決まった固有の周波数に対応して、エネルギーを吸収し、限定的に加熱されること。
が上げられます。
したがって、地中内部で発生しているの電磁波が高周波(数MHz~数GHz)という条件付ですが、不導体の岩石は、誘電加熱で加熱される可能性があります。
ところが現在わかっている範囲では、地中内部の岩石やマグマは、導体である可能性が高いのです。
☆マグマは金属イオンが多く含むので、通電する可能性がある
地球の表面である地殻を構成する主要な元素は、O、Si、Al、Fe、Ca、Na、K、Mg、Ti(酸素、珪素、アルミニウム、鉄、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、チタン)で、これだけでほぼ99%を占めると言われています。また、マントルは主に、O、Mg、Si、Feからなっていると考えられています。したがって、マグマを構成する元素もこれらの元素が主体であるといえます。
また、マグマはMg2+やFe2+,Fe3+などの金属イオンが大量多く含まれているので、地中内部にあるマグマは通電する可能性があります。
☆高圧力下では物質は全て金属化する
はじめから金属であるのものはともかくとして、半導体とかイオン結晶のような電気伝導のよくない物質が高圧下では原則として全て金属化するのである。(極限の科学 P125/伊達宗行)
地球内部は私達が想像を絶する程の高圧力下です。そこでは、あらゆる物質の結晶構造が変化し、「金属化する」というのが、物性物理の分野では一般的な認識です。
したがって、地球内部の大半の物質は金属化しており、導体である可能性が高いのです。
(※地球のどの部分までの圧力状態だと上記の現象が起こるのか?などは今後追求していきます)
そこで、今回は導体を対象にした「誘導加熱」の基礎理論を整理していきたいと思います。
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【原発関連情報】福島第一の作業員状況
今日は原発関連情報について紹介します!
東電と政府の原発収束方針には限界がでてきているようだ。
原発の収束にむけた実現可能な方針をつくりあげていくことが急務である。