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地震雲は実在する! 宇宙飛行士が目撃した「銀色雲」が証拠~主従逆転の思考ベクトルから脱し、自然現象を掴む新たな理論が必要~

地震の前兆現象として、地鳴りや地盤の隆起、動物たちの異常行動など、様々な前兆現象がありますが、「地震雲」もその中の一つとして、古くから広く知られています。

 

しかし、”既存の気象学や地震学だと発生する原理が説明できない”ので、「トンデモ」扱いされることが一般的です。

 

ところが、このことが既に本来の科学的思考と真逆で、「おかしい」ことに気が付かないといけません。 本来の自然科学の思考ベクトルとは、現象事実から原理を掴み、自然現象のふるまいを明らかにすることであり、自然現象が「主」で、それまでヒトが創ってきた学問などは「従」の関係ですが、現在の気象学、地震学(だけではありませんが)は主従逆転、もっと言えば、【自然よりも自分達の理論の方が正しいという単なる傲慢】でしかありません。

 

以前のエントリーで、雨は蒸発した水蒸気が過飽和状態になることで、結露した水が雨になるのではなく、【オゾンが電離層から降ってくる陽子、水素イオンと出会うことで水になる=空気中で合成されることで雨になる】というエントリーをしました。

 

■雨は空中で合成される

通常、雨は蒸発した水蒸気が過飽和状態になり雲を作り、そこから結露した水が雨となって降ると説明される。しかし、1時間に100ミリ以上の豪雨が降る理由は、過飽和水蒸気では説明できない。少し雨が降ると空気中の水蒸気が減るので過飽和状態ではなくなるからだ。この動画を見て欲しい。滝のように降る雨は過飽和水蒸気ではないことが直感できる。

 

低気圧は地表から電子が、電離層から陽子が移動している状態だと説明したが、実は雨は地表と電離層の間の空中で合成されているのだ。大気の成分は窒素と酸素だ。酸素に紫外線が当たるとオゾンになる。オゾンは電離層から降ってくる陽子、水素イオンと出会うと水になる。このときオゾンと水素イオンを結合させるのが電子だ。

”電子の移動”が台風を生み出す根本原理~従来の気象学では超規格外の台風のメカニズムは解明できない~ [1]

 

このように、現象事実から、新たな発想で自然現象を解き明かすことで、既存科学のような主従逆転の思考ベクトルから脱し、自然現象を掴む新たな理論が必要です。 このことを理解した上で、今回は、地震と雲の関係を電気的地球学で解説している記事をご紹介します。

 

以下、地震雲は実在する! 宇宙飛行士が目撃した「銀色雲」が証拠… 地震と雲の関係を電気的地球科学で解説! [2] より引用

 

 

■ ■ ■

 

地震の前兆現象として特徴的な雲が現れるという説がある。地震雲だ。

ネットでは「地震雲はない」「デマだ」と否定する声が大きく、専門家もあるとないに意見が分かれている。岩盤のひずみが解放されることで地震が起こるとする「プレートテクトニクス」を前提に考えると、地震と雲を科学的に結びつけることは確かに難しい。

 

しかし、電気的宇宙論を拡張した電気的地球科学では、地震も雲も同じく電子が原因だと考えている。電気的宇宙論から地震雲を説明してみよう。

 

実は地震の前兆と考えられる地震雲は海外ではよく取り上げられる現象だ。ロシアの人工衛星ミールで2回、通算2年間にわたって宇宙で生活した宇宙飛行士ボリャコフ氏は、軌道上から不思議な銀の雲を目撃している。

「それは不思議な雲だ。銀色の雲という、まことにロマンチックな名前は、地表が円形になる地平線上の60キロメートルから70キロメーターの上空にしか現れないところからきている。(中略)1988年も12月7日となった朝方、わたしはミールの右側の窓から、何やら不思議な紡錘状をした銀色のものが、広大な距離に広がっているのを発見した」 この雲を見た直後、アルメニアでM6.8の大地震があった。震源の深さが5.4kmなので直下型の大地震だった。宇宙飛行士の間では地震の前兆に雲が現れるのはよく聞く話なのだという。

地震に伴うこうした雲は、20世紀前半にフランスの地質学者A.シュルンベルジェが強い風でも吹き飛ばない奇妙な雲として報告している。

 

その後、地震と雲との関係をロシアのリディイアI.モロゾワ(トロフィムク石油地質地球物理学研究所)が詳細に調査した。   「雲は地震の先駆者」 [3]より紹介しよう。

写真① [4] 2009年5月31日に衛星Terra(NASA / GSFC、Rapid Response)から撮影した写真

 

「オホーツク海の下の地殻の断層の上に、大気の上部層(12〜14 kmの高さ)の巻雲の広がった土手が現れました。翌日、千島列島で一連の強い地下地震ショックが発生しました。

 

2週間後、松亜島の火山が噴火しました。サハリン島の北側の雲塊の壊れた縁は、短い断層群の地球力学的相互作用を反映しています」 このすぐ後、5月31日にM4.7、6月6日にM5.2の地震が起こっている。また、雲ではないが雷と地震の関係を示す観察もある。 写真② [5]http://zishin.ikaduchi.com/miyagioki/datafile/sub24.html

 

このサイトでは地震の前兆現象を電磁波などの観測から収集しているが、雷が落ちた後に地震が起こった例も報告している。 「2011年4月11日に14時から20時30分の間に福島県いわき市の周辺で複数の雷が観測された。その日の17時にM7.1の地震が起こっている。当時は東日本大地震の余震と考えられていたが、余震にしては震源の間に距離がある」(上記サイトより)

 

ところで、地震の際に出来る雲を実験で再現したというテレビ番組があった。2005年に放送されたテレビ朝日の「草野仁の緊急検証 巨大地震は必ず来る!」では、ガラス容器に用意した電極に高周波電流を流すことで雲を実際に作ってみせた。 番組の中では触れていないが、実験では電波の周波数を変化させているらしい。周波数によって発生する雲の様子が違っていることがわかる。

 

この実験は電気的地球科学が主張している地球の誘電体バリア放電モデルと同じである。誘電体バリア放電モデルでも周波数によって地震になったり、雲が発生したり、雨が降ると主張している。雲が発生する原理は、空中に存在するオゾンと電離層から降ってきている水素原子核が、誘電体バリア放電による電子の発生で水になるというものだ。

 

O3 + 2H(+) + 2e(-) -> H2O + O2

 

この反応は「Wikipedia」にも載っている自然界ではありふれた反応だ。けっして特殊なものではない。 誘電体バリア放電は地殻と電離層を電極とした放電現象だ。その周波数によって放電が生じる高度が違ってくる。周波数がある程度高いと放電は高度数キロに現れ、雲になる。雷も同じ原因で起こる。周波数が引くと地殻内部に電子が溜まるが、電離層側の高度70キロ付近にも放電による電子が現れて雲を作るのだ(普通の雲、たとえば上層雲である巻雲でも高度13km程度まででしか出来ない)。これこそ宇宙飛行士が見た銀の雲の正体である。

 

地震雲は、このように科学的に説明できる。むやみに雲を見て地震が近いと騒ぐのはまずいが、科学的観測では地震雲は確実に存在している。 注:放電には目に見えない暗放電、光を発生するが安定したグロー放電、雷のような火花放電などがある。雲が出来るのは暗放電によるものだ。   (引用終わり)

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