2011-08-30
次代のエネルギー潮汐・海流の可能性 6.日本は波力発電が主流となる!
前回までは、世界の潮汐発電について紹介してきました。今回は日本の先進的な波力発電について紹介します。
波のエネルギーは、場所によってその特性が異なります。また、365日、時刻や、月の満ち欠け、季節によってもその大きさが変化することはよく知られています。
例えば、日本海側では、冬の季節風による波が高く、逆に夏期は比較的穏やかなことが多いのです。これに対して、太平洋側は台風の時期を除けば、季節的な変動は少ないといえます。静穏な海が、何日も続くことはあまりなく、一年を通じて、1~2m程度の波が押し寄せることが多いのです。
その波の力を使って安定して電気を作ろうという試みを紹介します。
写真はこちらよりお借りしました。
○波力発電の種類
波力発電の方式は大きく分けて1次変換によって以下の3種類に分類することが出来ます。
日本を中心として、これまでにどのような研究開発がおこなわれてきたか、見てみることにしましょう。
1.空気エネルギーに変換する
2.機械的なエネルギーに変換する
3.水の位置エネルギーまたは水流エネルギーに変換する
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素人が創る科学の世界~【光 子】3~『カタカムナ説を紐解く』
これまでに扱った『2重スリット実験から見る量子論の不思議』を通じて、量子力学上存在する、様々な解釈論の背景にある原理(前提条件)と、その思考性が見えてきました。
この前提となるのが、電子くらいの大きさになると、それがどこにあってどのような運動をするのかについて、両方同時に測定できないという測定限界理論です。これを『不確定性原理』といって、今の人間の技術力や認識力の限界を素直に受け入れた理論です。
これをそのまま受け入れて、分からない部分はあるが、何かの実態はあることを前提に謙虚に論理構築すればいいのですが、この原理にこだわりすぎて、強引に『観測される前は波であり、観測されると粒子になる』というようなあまり根拠の無い論理にしてしまったのかなぁと感じてしまいます。
(リンク)
このように、普通の人にとっては理解に苦しむ論理が量子力学の世界で成立してしまう背景には、要素還元主義から来る矛盾を、要素還元主義で説明しようとする思考矛盾≒物事の全体性を捨象した思考方法があります。素人にとっては難解極まりない解釈論の数々。しかし、『これが分からないのは専門知識がないからだ』と断ずるのであれば、それは科学者達の放漫ではないでしょうか。
近代科学的思考では超えられない壁に、私たちは直面しているのかもしれません。”世界をどのように見るのか”というモデルそのものの創造が、今求められています。
そこで、【光 子】シリーズ3回目となる今回は、近代科学が陥った閉塞を突破するための新たな仮説・認識をひとつ、ご紹介したいと思います。
次代のエネルギー潮汐・海流の可能性 5.世界の新たな潮汐・海流発電への試み
Minesto UK社の海中凧による潮流発電システムです。
前回、世界各国の潮汐発電を紹介しました。
既に実用化されている大型のものとしては、フランス・ランス潮汐発電所(最大出力240MW=千kW)、韓国・始華湖潮力発電所(最大出力254MW)があり、これらは、大規模な水力発電所(ちなみに黒部川第四発電所で335MW)、あるいは小規模の火力発電所に相当する発電量を誇ります。
ところが、潮汐を直接利用するためには、5~8mの潮位差が必要とされていますし、いずれもが巨大なダムを湾岸に造営する構造になっており、このような活用ができる適地は限られてきます。
実際、日本においては、潮位差が大きい太平洋沿岸でも平均2~3m、潮位差の一番大きい九州有明海の奥部で4.9mと、潮汐を直接利用するには潮位差が小さく、また、巨大なダムを湾岸に造営することは困難であり、日本で潮汐発電がつくられる可能性は低いとされています。
しかし、これまで見てきたように、潮汐は自転と月の引力によって生みだされ、海流は太陽からの膨大なエネルギーによって生みだされており、潮汐・海流は宇宙が存在する限りは、絶えることがない恒久的なエネルギーであり、特に日本の場合は、国土面積は小さいものの、領海と排他的経済水域を合わせると世界第9位の面積を持っており、海流エネルギーを使わない手はありません。
そこで、今回は、潮流・海流による発電への世界各国の先進的な取組みを紹介します。
*潮流とは、潮汐現象による流れのこと。潮位差はあまり大きくなくても海峡などのように海底地形が狭まっているところでは流れが速くなる。
*ソフトエネルギーから引用させていただきます。
電磁波って危険!?その3~電磁波がもたらす影響って?
今回で第3回目の「電磁波って危険!?シリーズ」です!
①電磁波って危険!?その1~便利になったけど・・未知なる電磁波
②電磁波って危険!?その2~電磁波って何?
過去に学校の勉強で少しふれた波の性質や電磁波の種類や特徴などが少しずつわかってきましたね そして、電子レンジの問題でも出てきましたが、電磁波がもたらす影響が私達の日常生活の中で知らないうちにあちらこちらに潜んでいたんです
【電磁波がもたらす2つの問題】
●電磁干渉
テレビの映りが悪くなったり、医療機器や心臓のペースメーカー、航空機の機器類等々の電子機器に
誤作動が起きたりすると聞いたことがありますよね。ある機器から出た不要な電磁波がノイズとなって、他の機器に誤作動をもたらすこの問題を「電磁干渉」といいます。
●人体への影響
気になるのが人体への影響。大きく3つあると言われています。
一つ目が「刺激作用」。低周波領域で体内に誘導電流が発生し、神経や筋を刺激する作用。
二つ目が「熱作用」と言って、人体にあたると全身や局所の体温を上昇させる発熱効果のこと。
三つ目が「非熱作用」。極めて低レベルの電磁波で細胞からカルシウムイオンが流出したり、ホルモン分泌を抑制したり染色体に異常をきたすことがあり、ガンや白血病の原因ではないかと言われています。
人体への影響も懸念される電磁波ですが、身近にその電磁波を常に浴び続けることになるのが『携帯電話 』の使用です。その危険に迫ってみたいと思います。
素人が創る科学の世界~【電磁力】1~プロローグ
電磁力(電磁気力)って何なんでしょう?
電磁気力は至る所に存在しています。
荷電しているものには全て電磁力が発生しています。
そして、世の中のほとんど全ての物は荷電しています。
だから、あなたと私の間にも、引き合うか、反発し合う力が働きます。(笑)・・全ての物どうしに引力(重力)が働くように。
地震の発生原因、あるいは予知方法を考えるときに電磁波は避けて通れません。
また、これからの地球環境を考える上でも電磁波の問題は欠かせません。
しかし、電磁波を考えてゆくと、電気とは何か?磁力とは何か?元となる電磁気力とは何なのか?が理解できないと先に進めません。
素人は素人なりに追求してみようというのが今回のシリーズです。
画像は 実録 家相・風水つれづれ日記 さんからお借りしました。
電磁波は環境に大きく影響し始めている可能性があります。
写真の蛍光灯はイギリスのアートとして設置されたものですが、電線は無く、この発光は上部の送電線による電磁界で光っているそうです。ちょっと、コワイです。
同じように感じた方は↓クリック!
次代のエネルギー潮汐・海流の可能性 4.世界の潮汐発電はどうなっているか?
みなさんこんにちは!
お盆のお休みはどう過ごされたでしょうか?
今回の記事では、前回に引き続き「潮汐・海流の可能性」の中でも、『潮汐発電とは具体的にどんなものなのか?各国の潮汐発電への取組みはどうなっているか?』を中心に紹介します 😮
☆写真はアトランティス・リソース社によるインドで計画されている潮力発電プロペラです。なんと仕様は、世界最大の直径18m水平2連プロペラ・最大出力1MWの発電機なのです
写真はこちらよりお借りしました
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素人が創る科学の世界~【素粒子】1~プロローグ 『量子力学的解釈は不思議なままで済まされるのか?』
素人が創る科学の世界~プロローグ『科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁』で予告したとおり、このシリーズでは【宇 宙】【光 子】【重 力】【電磁力】【素粒子】などの物理世界を扱います。
その理由は、地震メカニズムの解明や、新しいエネルギーのありかたなど、直面する現実課題を突破していく必要のある現在、それらを解明していくために必要な、地球の内部構造、電磁波の影響、そこから派生する宇宙論や量子論など、いまだに良くわかっていない課題は山積みだからです。
今回から、複数のテーマの一つである【素粒子】の世界の解明をスタートします。このシリーズを通して、素粒子に関する基礎理論をその発見の歴史を踏まえて紹介し、それらの思考法の矛盾点を発掘した上で、同化思考に基づき電磁波の解明につながるような新しい仮説を提示していきたいと思います。
そこで【素粒子】のプロローグとして、『二重スリットの問題』を題材に、不思議な量子の振る舞いとその解釈について見ていきます。このテーマについては、すでに【光 子】の追求グループで記事にされています。
です。ここでは、
①見えない物理世界の不思議な現象と整合するように、数式などの言語を使って正確に記述する方法。
②日常感覚と異なる不思議な部分に注目して、それを日常言語から比喩的に説明する方法。
が混在しています。
①の、不思議な現象事実を不思議なまま記述するのは正しい同化の方法だと思います。また、なぜそうなるのか?がわかっていない不思議な現象を前提とした量子力学は、その不思議なまま正確に記述するという科学的方法のおかげで、携帯電話を始め、電子機器開発などに大きく寄与しています。
ところが、②の不思議な部分に注目して、それを日常言語から比喩的に説明するような解釈方法を見ていると、不思議なままで済まされるのか?という疑問につきあたってしまいます。このような解釈は、『不思議さ』=『実感の薄さ』=『確信度の弱さ』を増長させるだけです。
そして、この②の方法が、専門書も含めた多くの解説書で採用され、まともな思考を阻害しているのが量子力学の現状ではないかと感じています。
コペンハーゲン解釈では、粒子は波のように広がった存在で、その位置も運動状態も無数の可能性が重なり合った状態にある。
しかし、それを観測すると同時に波が収束し、ほかのすべての状態が姿を消し、観測で得られた状態で粒子が現れる。
などは典型で、普通の人には理解できない記述になっています。これがわからないのは、専門知識がないからだとするのであれば、これは科学者の放漫でしょう。
このような状況の中で、ここを突破するには、まず観測事実をもとにした思考の点検が必要ではないかと思います。これには、解釈の前提となる暗黙の認識方法の次元にさかのぼって考える必要がありそうです。
そこで、今回はこのような思考の問題点を整理して、これから続く【素粒子】シリーズの課題を探っていきたいと思います。これを平たく言うと『量子力学的解釈は不思議なままで済まされるのか?』ということになります。
それでは不思議な世界を覗いて見ましょう
素人が創る科学の世界~【宇 宙】1~プロローグ : 今までの常識にとらわれない観測事実に基づいた宇宙論☆
みなさん、こんにちは。
本ブログでは、相次ぐ自然災害の原因を探り、今後の対策を考えていく上で理論的基礎としていくために、「素人が創る科学の世界」シリーズ が始まりました。
素人が創る科学の世界~プロローグ『科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁』
新シリーズ『素人が創る科学の世界』をスタートします。このシリーズで扱う内容は、【宇 宙】【光 子】【重 力】【電磁力】【素粒子】などの物理世界です。
☆☆☆私たちも近代科学を神格化していないか?
>20世紀には、相対性理論、量子論、膨張宇宙論、ビックバン理論など様々な科学理論構築がありました。これらを学校では、その結論だけを疑う余地もない明らかな事実として教えています。。
☆☆☆観測事実をもとに対象世界に同化することからスタート
>まずは、観測事実はどこまでで、仮説はどこまでなのかを鮮明に峻別すること。そして、神格化や絶対視の起こりやすい仮説論理については、それが生まれた時代背景や思想的背景をもとに違和感を鮮明にすることが重要です。
上記が全編を通してのの問題意識となります。
よって、地球の構造(特に電磁波との関係)の解明、その前提となる【宇宙】の構造についても、今までの理論や科学者の常識にとらわれず、現状知りうる観測事実と構造認識を基に追求していく必要があります。
今回からのシリーズ記事は、全体の中での【宇 宙】編に当たります。
多くの人が期待や憧れを感じる【宇 宙】。この領域に「素人が創る科学」で踏み込んでいきたいと思います。
「ニコニコ大百科」「M51子持ち銀河」様よりお借りしました
続きにいく前に援よろしくお願いします。
素人が創る科学の世界~【光 子】2~二重スリット実験から見る量子論の不思議(後編)
みなさん、こんにちは~
『素人が創る科学の世界【光子】シリーズ』です
前回の記事、
『素人が創る科学の世界【光子】シリーズ』~二重スリット実験から見る量子論の不思議~
では、二重スリットを用いたいくつかの実験を紹介し、それらの実験結果を考察しましたね 🙄
それでは、前回扱った実験の設定条件や結果をちょっと復習してみましょう
以下、画像はこちらからお借りしました
実験Aの結果からは「電子は波の性質をもつ」となり、実験Bの結果からは「電子は粒の性質をもつ」となりました。この時点で既に結果に不整合が生じていますが、実験Cの結果はもっと不思議です。
実験Cの結果は電子が「粒」の性質を持っていても、「波」の性質を持っていても矛盾します。
干渉縞という模様は二つのスリットがあってはじめて成立するもので、実際にどちらかのスリットをふさいで実験Cをやると干渉縞は出現しないのです。しかし、実験Cは一粒ずつ電子を発射するという条件で行われており、その条件ではどちらかのスリットにしか電子が通っていないことが実験B(追加実験)から言えます。つまり実験Cにおいてスリットは片方しか関係していないはずなのです。なのに、なぜ干渉縞ができたのか…何と干渉したのか…
この難解な問題をどう解釈すればよいのか?という点を今回の記事、
『素人が創る科学の世界【光子】シリーズ』~二重スリット実験から見る量子論の不思議②~
で勉強していきましょう
いつもの、お願いします 8) 8)
電磁波って危険!?その2~電磁波って何?
始まりましたね 😀 「電磁波って危険!?シリーズ」
第一弾はこちら⇒電磁波って危険!?その1~便利になったけど・・未知なる電磁波
「電磁波」って言葉は、たくさん耳にしますが、実はどんなものなのか、よく知りません。
ということで、まずは基礎編から勉強していきましょう
■電磁波って何?
昔、理科で習った「波の性質」を思い出しながら、読んでみて下さい 😀
電磁波は、電気が流れる時に発生する電界(電場)と磁界(磁場)が相互に作用して組み合わさり、空間を伝達する波のことを言います。
電気が流れたり、電波の飛び交うところには、必ず何らかの電磁波が存在しています。
イメージは、こんな感じです↓↓
画像はこちらからお借りしました。
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