2008-11-25
アルカリ性食品が体にいいって、ホント!?~健康ブームってどうなん?その④~
みなさん、こんにちは
冬の気配に、背中が縮こまっている、寒さが苦手なやまずんです :blush:
さて、日本でも、もうすっかり定着している『水を買う』生活。
ほんの20年ほど前は、ペットボトルに入った水が異様に感じたのですが、
今や水道水の蛇口をひねって出てくるお水をそのまま飲むほうが抵抗があります。。
そのうちに、お水にも種類が出てきて、
中でも、『アルカリイオン水』が体にいい など言われていますが、
アルカリって体にいいの
一般的には、酸性食品は血液や体組織を酸性にかたむける(酸化させる≒錆付かせる)から悪玉で、アルカリ性食品は酸を中和する働きがあるので善玉である・・・
と言われているようですが、それってほんと 🙄 ??
人間の体は弱アルカリ性だから、体と同じだからよさそう・・なイメージもあるけど・・・ 🙄
石鹸とかのCMでもやってますよね、お肌と同じ弱酸性 とか。
(ちなみに、人間の体内は、たんぱく質を壊さない弱アルカリ性で、お肌などの外と触れ合う機会の多いところは、細菌やウイルス殺菌して感染を防ぐバリアの役目をするために弱酸性なんだそうです。)
さっそく、調べてみました~~
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地球環境の主役~植物の世界を理解する~⑤海の中に豊かな森をつくる
『ジャイアントケルプ』 はどの様にして陸上の森林に匹敵する森(藻場)を海の中に作る事が出来たのでしょうか?
海の中にも50mにも成長する植物がいました 。
その名は 『ジャイアントケルプ』 ・・・コンブの巨人ですね。
生息域は、海流が強くよく荒れる寒い海域 です。カリフォルニア沖は冬場に大嵐が起きる海域です。
このような荒々しい海域に適応したのがジャイアントケルプなのです。
その結果が、水深20mの海底から1日に50~60cmも立ち上がり、あっという間に水面を葉で覆いつくし森の様な景観を作り上げるのです。
海の植物にとって一番重要なのは光です。
光合成を行う植物プランクトン、浮遊性の藻類、固着性のコンブ類は太陽光をめぐり争奪戦を繰り広げてきました。
海流が穏やかで海面が安定している海では浮遊性の生物が有利ですが海流が速く荒れる海では浮遊性が不利で、固着性が有利です。
そこで、より深い所に固着して一気に海面へ葉を広げ、他の海藻を排除する作戦があり得ます。
その最大の成功者が 『ジャイアントケルプ』 です。
それでは、ジャイアントケルプの巨大化を支えている仕組み、構造を見てみましょう。
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妊娠初期の胎児の状況からアレルギー体質を考える
生後のアレルギーの起こしやすさですが、下記の4項目で主に決まるようです。
1.両親の遺伝(アレルギーの起こす頻度・食物や毒素の分解能力・遺伝子)
2.妊娠初期(器官形成期)、母親の体脂肪に蓄えられている環境汚染物質や、現在の生活環境・食物に残存する汚染物質の影響
3.胎盤完成後、母親の食べた食物・生活環境中の物質の影響(胎内感作)
4.生後、食物・生活環境中の物質への接触(触る・吸入・食べるなど)
~中略~
生後のアレルギーの起こしやすさは、特に2の時期にほぼ決まるそうで・・・・・
『なぜ、2.妊娠初期』の時期に生後のアレルギーの起こしやすさ(アレルギー体質かどうか)が決まるのか?』
今回はこの疑問の答えを探るため、妊娠初期の胎盤の形成と、胎児が自ら免疫を生産する過程について調べてみました。
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ありがとうございます
『水資源』の危機!!どうする?コラムその3~共認で成り立つ水利用:岐阜県郡上八幡の水船~
こんにちは、かっし~です
『水資源』の危機シリーズ 楽しんで頂けましたでしょうか
今日は、人々の共認によって、自然の循環の中で今も水が大切に利用されている、日本のある街をご紹介です 😀
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食料の輸入が途絶えたらどうなる?part1
2008年、金融危機→基軸通貨崩壊の大波に世界が揺れています。
「ブレトンウッズⅡ」といわれる金融サミットがついに開かれますね。日本の円は強いというものの、なにがしかの影響を受けることでしょう。世界の勢力図が更新されると、当然外交関係や貿易の均衡状態も変化します。
さて、そんな世界情勢の中で、主要食品の60%を輸入に頼っている日本は、これからも安定した食糧供給を続けられるのでしょうか?
画像は『地球データマップ』さんから拝借しました。
かつて(ホンの40年ぐらい前まで)、日本人はほとんどの食料品を自給していました。1960年でカロリー換算79%だったのです。それぐらい日本の食糧事情は良かったのです。
(『農林水産省 食料自給率資料室』 参照)
そこで、現在の日本人の食卓にのぼる食材、またはその原材料がもしも輸入されなくなったらどうなるのか?を考えてみたいと思います。
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水資源の危機!!どうする?水のコラム2 ローマ水道
水の消費量が増え、節水が叫ばれている現在ですが、過去に今より大量に水を使っていた都市があります
それは、約2300年前、世界で初めて水道を作った古代ローマです
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内分泌系攪乱のメカニズムが明らかになった~「奪われし未来」より
環境問題と言えば地球温暖化問題に焦点があてられますが、旧くは産業革命以降の大気汚染に始まり、1960年代は酸性雨、化学物質のホルモン的作用が注目されました。
その後、2度の石油危機を経て、1980年頃からはオゾン層破壊、90年代冷戦終結の頃からは、内分泌撹乱物質という新しい人工物質問題が登場しましたが、みなさんご存知でしょうか?。
内分泌攪乱物質については、当ブログでもkanonさんが
環境ホルモンってどんな問題だったのか~その1、その2、その3
で詳しく書いていますよ。
一方、1995年フロンガス全廃が決まりオゾン層問題が解決へと向かった頃から、温暖化問題が顕在化し、1997年の京都議定書を持って世界の環境問題の焦点はCO2原因温暖化対策へと移ってきていますね。
現在、環境問題は温暖化問題ばかりが注目されますが、もともとは人工物質が生物の体内でホルモンのように振る舞い内分泌系を攪乱する現象の発見により、人類が今だかつてない異常な事態に曹禺する可能性が高くなったという危機感こそ、今日、環境問題が全世界的に注目されるようになった出発点だったのです。 🙄
従って、環境問題を捉える視点として、このような危機感はどこから登場し、それらの問題がどのような変遷をたどっていったのか?を先ず明らかにする事が重要ではないかと思い、
今回から数回に渡り、これら全世界的な環境保護運動のきっかけとなる有名な書籍、レイチェル・カーソン著「沈黙の春」 、その後、30年を経て1996年に登場したシーア・コルボーン著「奪われし未来」、デボラ・キャドバリー著「メス化する自然」を紹介する中で、これらの問題を整理していきたいと思います。
今回は、シーア・コルボーン著の「奪われし未来」の紹介です。
みなさん、これからも「自然の摂理から環境問題を考える」をよろしくお願いします!→ポチッ
『水資源』の危機!!どうする?⑮:4.どうする?(可能性の基盤は?)~2
前回の続きです
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4)市場至上主義の国際資本戦略にどのように対抗するか?
市場の背後に存在する国際資本家は、金融システム・生存に不可欠な物資の独占を力の基盤としている。ただし、先進国では共認原理の時代に移行している。市場拡大戦略において、彼らはマスコミによる情報操作と世論支配とで人々の意識を操作し、共認支配を行なうことを最先端の武器としている。
様々な分野に圧倒的な影響力を有している国際資本だが、国であれ、企業であれ本来夫々に独立した集団であり、直接支配は不可能で、彼らの価値観に同調することがなければ完全支配はできない。
国際資本による支配に対抗する戦いは、人々が「市場拡大絶対」の支配観念を脱することが出来るか否か、に掛かっている。それはマスコミを用いた彼らの発信内容に対し、大多数の人々の意識から成る社会共認の中身をどう形成するか、という共認闘争である。
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地球環境の主役~植物の世界を理解する~④植物の地球開拓史その2 地上進出、動物の生息圏づくり
植物は、約4億年前に、地上に進出しました。
植物がまず地上に進出し、その植物を餌とする虫(昆虫類)が続きます。
そして、植物・昆虫類を餌とすることで、やっと、脊椎動物(両生類、爬虫類、哺乳類)が地上進出できました。
今回は、植物の地上進出に焦点を当ててみます。
地上進出した植物は、つくしんぼ・スギナようなもの(車軸藻)といわれています。
(ツクシとスギナ。ツクシはスギナの胞子体です。)
まず、海の中から始めましょう。真核藻類ですね。(前回を参照)
藻類は、最初は海中や海面を漂っていました。
藻類の中から、海底に根を生やし、光合成機能をもつ茎、葉っぱを伸ばすタイプが登場します。
(コンブや海草類をイメージして下さい。)
では、何故、コンブや海草類は根を生やしたのでしょうか?
ここに、地上進出の鍵がありそうです。
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『水資源』の危機!!どうする?⑭:4.どうする?(可能性の基盤は?)~1
これまで続けてきた『水資源の危機どうする?』シリーズもいよいよラスト。2回に分けてお送りします。
4.どうする? (可能性の基盤は?)
ここまで見てきたように、『市場拡大は絶対!』の固定観念のもと市場拡大が推し進められた結果、自然の摂理を超えた「水消費量の急増」「淡水の汚染」「水の自然循環系の破壊」という深刻な“水資源の危機”を招いた。現在では、それがとうとう国際的な食糧や産業の危機にまで至ろうとしている。
更にその状況に乗じて、国際金融資本をバックにした多国籍企業と国際金融機関が共謀し、生命・生存に最も直結している水までも市場化し、食い物にしていることが明らかになった。
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1)市場原理に可能性はあるのか?
■1970年頃に貧困は消滅し、市場は縮小していく構造に転換した
1970年頃迄は、貧困=飢えの圧力から逃れる為、私権(金、地位、女など)を求めるエネルギーを原動力に、市場は実体経済の中で拡大してきた。しかし、約3000年前の古代文明(これ以降が私権時代)から産業革命以降200年を経て、先進国では1970年頃には豊かさを実現して物が行き渡り、放っておけば市場は縮小してゆく構造に転換した。
■ ではなぜ、1970年以降も今まで市場が延命されてきたのか?
本来ならば、縮小する市場を前提に、新しい意識に応じた新しい社会を作る大転換期を迎えたのだが、次代の答えが見出せず、社会は統合不全に陥った。
市場拡大を基盤に特権的地位を得て暴利を貪る国際金融資本家達は、市場拡大が停止すると存在基盤を失う為、無理矢理にでも市場を延命させることに躍起になった。そして、社会閉塞に直面した国家もまた市場と結託し、無理矢理の市場拡大に活路を見出そうとしたのである。
世界が豊かになるに連れ、物的需要は下がってしまう。そこで、金融資本家達は国家を巻き込んで新たな市場開拓を目論んだ。絶対に需要が無くならない、生存に不可欠な食料や水までも商品として、市場に組込むべく独占支配に動き出し、後進国の水資源開発の為の融資、先進国を含む水道事業の民営化に乗り出した。
近年まで無理矢理市場拡大が進められてきた結果、国際金融機関の融資による水資源開発や水道の民営化に踏み切った後進国は、満足のいく結果が得られないまま借金漬けになった。また、近年の投機によるインフレで貧困国を筆頭に窮乏状態が生まれ、食料不足に端を発する暴動なども起きている。独占支配・商品化された水資源までもが入手困難になれば、世界的な水争奪戦が激化する恐れがある。
現在の水資源を巡る危機的状況の進行は、市場原理の下、市場にも、市場と結託した国家にも、決して水資源の危機を終息させることができないことを如実に示している。『市場に社会を統合する事はできない』のだ。
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