2009-03-24

主要燃料が石炭から石油へと代わったのはなんで?

こんにちは 😀 しましま です。最近環境問題追求してます
環境問題と言っても、地球温暖化、資源の枯渇、エネルギー問題いろいろありますよね
勉強していて思うのは、環境問題って環境だけの問題では決してなく、市場が関係していたり、国家が関係していたりと、社会の問題なんだなぁということです
今日は石炭→石油へと主要エネルギー源が変化したときに、社会や市場とどんなつながりがあったのかを調べてみました。
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FX The Gateより引用

エネルギーの観点から歴史をひもといてみると、19世紀から20世紀半ばにかけては主要燃料が石炭から石油へ移り変わった時期といえよう。いわゆる「エネルギー革命」である。石油の大量産出によって安価な石油はエネルギーの主力となっていったのである。
顕著だったのは西側先進国である。石油が重宝されるようになった背景には、大量の石油を生産するための採掘・精油技術の向上だけでなく、製造業・工業にも石油普及を促す技術革新が続いたことがある。
石油を需要と供給を加速させた技術革新とは、内部で燃料を燃焼させて動力を生み出す内燃機関の発明である。ガスタービンエンジンやピストンエンジンが実用化されたことで、自動車や機械を製造する側にも利用する側にもパラダイムチェンジが起こったのである。19世紀末の自動車の商業実用化、20世紀初めの飛行機の発明はガソリンエンジンの普及と切り離せない。船舶も重油をボイラーの燃料にするようになった。安価な石油を燃料とすることで産業の工業化が進み、人類は交通手段と物流手段を手に入れたのである。
石油が燃料の主役の座に上った理由はそれだけではない。石油は戦車、軍用機、軍艦などの燃料として欠かせないものになっていた。第一次世界大戦、第二次世界大戦を含め、20世紀半ばから後半にかけて石油は死活的な戦略資源となった。戦争では大量の石油が消費される。戦車や戦闘機を製造しても石油がなければ動かせない。そうすると「大量の石油を確保している国が戦争に勝てる」という図式が生まれてくる。日本はその法則には当てはまらなかったわけだが、皮肉なことに、その石油を奪うために石油で動く武器を開発したという見方さえできるほど、石油は戦争や軍事産業と切り離せない関係となっていく。こうして各国の軍事産業と石油財閥は深くかかわっていくことになる。戦争が勃発すれば石油の消費は増えるし、武器の製造量も増える。そこに大きな市場が生まれたのである。
第二次大戦後は、石油の新たな用途として、すでに戦前に登場した化学繊維やプラスチックがあらゆる工業製品の素材として利用されるようになった。また、発電所の燃料としても石油が利用された。工業や化学分野での新たな産業の誕生が石油の需要と供給を増やしていったのである。

石炭から石油へと主要エネルギー源が変化したことには、
①単に安かった、使いやすかった、エネルギー効率が良かったというだけではなく、戦争・軍事産業と強力な結びついた。
②エネルギー源としてだけではなく、素材として。また、石油精製過程での副産物にも使い道がある。それで新たな産業が生まれた。
以上の要因からどんどん石油依存した社会になってしまったことがわかります
単にエネルギー問題、資源問題といった枠で考えていてもスッキリしないけれど、社会問題として捉えて構造化することで初めてスッキリと捉えることができるんだなぁと改めての気づきになりました

List    投稿者 042125 | 2009-03-24 | Posted in F.エネルギー問題ってどうなっているの?1 Comment » 

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コメント1件

 ikuran | 2009.11.20 0:23

本当に温暖化は問題なの?という議論がテレビや新聞を通じ何も出てこないというのも異常だ。資源問題や、環境負荷はそれはそれで取り組むべき課題だと思うけど、何もCO2と結び付けなくても取り組んでいけばいい課題。そこに作為性を感じる。

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