2006-11-09

ダムは本当に必要か?-2

前回に続いて、「大雨時には森林の保水能力は期待できない?」「渇水時には森林が不利に働く?」を検証。
改めてこの根拠になっているデータを見てみると、一連降雨量が100㎜弱を超えた辺りから【降雨量=流出量】になっている。つまり大雨時には森林に水は蓄えられていない、という訳だ。
しかしこのデータで本当に森林に保水能力がない、といえるのだろうか?
その前に お願いします。

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森林の保水能力といっても、もちろん木の根や土壌が飽和状態になれば雨水は外に溢れ【降雨量=流出量】の公式になるのは当たり前。しかし鈴木さんも言われているように現実の災害を考えれば、大雨 が降り出してから土壌が飽和状態になるまでの時間差があればあるほど、その間に逃げる などの対策ができる余裕が生まれ被害を最小限に食い止めることもできる。
また大雨による被害は洪水よりも土砂災害による被害の方が大きい。その為の治山や砂防を考えれば、適切な混交林を追求し、適材適所に治山と手入れを行い土壌の安定化をはかることは非常に重要である。そういった現実的視点に立てば、大雨時にも森林の能力は期待できると思われるのだが。
北澤秋司氏のインタビューになるほど~と思うコメントが書かれていますので、こちらも見てみて下さい。
で、次の「渇水時には森林が不利に働く?」になるのだが、ここは以下の連山の論に賛成だ。

たしかに、無降雨日が長く続くと、森林の樹冠部の蒸発散作用により、森林自身がかなりの水を蒸発させてしまい、河川流量が減少する。しかし、蒸発した水はまた雨となって降ってくる。逆に、森がなくなれば、無降雨日はもっと長くなるだろう。陸地にある水をすぐに海に流してしまうことを防ぐという点で、森は緑のダムとして機能している。

森林での蒸発散量は全体降雨量の約40%と北澤氏はコメントしている。
もし森林の蒸発散が減れば、河川や海からの蒸発散が雨雲形成の源になる。
しかし現在は日本列島の沿岸部がヒートベルト化しており、海洋からの湿った空気が沿岸部で上昇気流を起こし大雨を降らしている。
逆に内陸部には湿った空気が届かず乾燥化を起きている可能性もあるのだが、内陸部で森林が減少すると内陸部での乾燥化がいっそう促進され無降雨状態をもっと招く事になるのではないか、と思われる。
20021026-6.gif
以上、脱“緑のダム”を推進する国交省の論理のおかしさを見てきたが、そもそも水害をそこまで否定視 :evil: するものなのだろうか?そりゃ~こんな急な河が多い日本なんだから時には氾濫もする事もある。氾濫を前提にした水 との付き合い方もあるのでは
そんな内容を次回は書いてみたいと思います。   by nannoki

List    投稿者 nannoki | 2006-11-09 | Posted in I03.自然への同化・肯定視5 Comments » 

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コメント5件

 雑草Z | 2006.11.21 2:18

 かっしさんのおっしゃるとおり
『じっくりと発酵させながら作った下肥と大規模な設備で人工的につくられた汚泥肥料』は、かなり違いますね。しっかり微生物が熟成させなければいい肥料は出来ないと思います。
 第一じっくり発酵させながら作る肥料は外から余分なエネルギーをつぎ込む必要はありませんが、大規模な施設で作る人工的な肥料は化石燃料も沢山浪費します。やはり、トイレは、豚小屋や、魚のいる池や畑に繋がっていたほうがいいですね。人糞は偉大なる肥料だと思います。
 自然の摂理に従わなくて、わざわざ沢山お金をかけてやる公共事業ばかりで嫌になりますね。これからもこういうしょうもない事業をどんどん暴いてください。期待しております。

 nannoki | 2006.11.22 23:54

う~ん、思わせぶりな終わり方が気になります。
都心部では下水の温度が過去35年間で7℃上昇しており、生態系への悪影響も問題になっています。臭いものにはふたをするかのように、排出した後の事はまったく他人事になっているのが根本的におかしいのでしょうね。下水の事ももっとどうなっているのか勉強してみたいです。

 雑草Z | 2006.12.03 15:49

 いい内容なので、私のブログに本日TBさせて戴きたいのですが、上手くここに繋がらないので、タイトルと日付も載せて戴きます。
宜しくお願い致します。
 http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-94.html 

 マチルダ | 2009.04.25 19:15

はじめまして。
私、東京から都落ち(仕事にあぶれた)して田舎(地方都市)に帰り、なんと、今月1日から役所の「下水道普及員」という職にありついた40台後半のメスです。
「この仕事は何年もやらないとすべては覚えられません。」と言いながら、枝葉末節なことをランダムに教えられ、この仕事の目的、目標、手段などが全くわからず一ヶ月弱を過ごしております。
下水道本管の工事がなされた地域でまだ接続工事(家の所有者の負担で行い、50~150万円かかる)をしていない家々を回るのですが、名乗るなり、「お金がなくってねー。とても年金暮らしでは。」と物売り扱いされます。
本管工事がされた直後ならともかく、何年も経って接続工事をしない家は周囲に迷惑をかけるとか、よそがやっているから家も、なんて考えない堂々とした輩か、本当にお金がない(家を取り壊す予定)などのようです。
一般企業と違って役所なので、売ればいい(接続工事をする)、しつこくしてもいい、ってのと違う面があるので、どの程度説得していいものか、今後の課題です。
「下水道普及」「問題」で検索したらこちらのページにヒットしました。
ぜひ、今後も論議に加わらせてください。
そうそう、その役所の浄水場で、肥料を作って売ってるみたいです。

 lepepincsib | 2013.07.16 11:30

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