2013-07-26
【原発関連情報】参院選:山本太郎が突きつける原発再稼動問題
今回の参議院選で、脱原発を主張して当選した『山本太郎』。一方で、「原子力ムラ」代表である『浜野喜史』も当選を果たしました。
浜野喜史氏は、民主党大敗の中、比例区党内2位の得票数で当選しました。22万人の規模を誇る電力会社の労組組織「電力総連」の組織内候補です。いかに、「原子力ムラ」の結束が固いのかがわかります。
画像はこちらからお借りしました。
一方、「反原発」を主張し当選した無所属の山本太郎氏は、大激戦の東京選挙区の4位で初当選を果たしました。山本太郎氏の主張といえば、反原発ですが、これは、単に原発反対と唱えているだけではなく、原発再稼動問題の”核心”たる「日米原子力協定」を突きつけていたのです。彼の演説を読んで見ると、政治家の話より、結構、頷ける話が多いのです!!ここでは、山本太郎氏の演説を引用させて頂きます。
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森林問題の深層◆2)混迷した林業政策の歴史(2) 平安時代・鎌倉時代の林政
前回 は、「渡来人が伐りまくって近畿圏の大径木は無くなった(古代の略奪)」ことを述べた。
今回は、中世のことをサラッと触れてから、次は、江戸時代の森林事情について見ていきたいと思う。
【平安時代】
◆農地の管理権は、換骨奪胎されて所有権と化す◆
奈良時代後期(8世紀)から課税逃れの偽籍・逃亡・浮浪が増大し、律令制度の根幹たる人別支配課税制度は綻びを見せる。そして、9世紀末から10世紀初頭に政府は、土地を対象に課税する体制へと大きく方針転換した。
それは、民間の有力百姓層(富豪層)に権限を委譲して、これを現地赴任の筆頭国司(受領)が統括するという支配体制(王朝国家体制)であった。その後特定の権門が独占的に徴税権を得る荘園が時代の節目ごとに段階的に増加し、受領が徴税権を担う公領と勢力を二分していった。
▲中世の不安定耕地。(歓喜光寺蔵『一遍聖絵』より)
*図版は、こちらからお借りしました。
↑もっと知りたい方はこちらをご覧下さい。
受領(ズリョウ)は名田請負契約などを通じて富豪層を育成する存在であるとともに、富豪から規定の税を徴収しなければならない存在でもあった。受領は、大きな権限を背景として富豪層からの徴税によって巨富を蓄え、中央官界とも直接結びついて富豪を牽制するなど、受領の統制を超えて権益拡大を図る存在でもあった。つまり、恣意的な地方政治を展開した。
本来、土地は全て天皇のものであり、その収穫物に対して年貢を納めるべきのものであった。国司(クニノツカサ)はその管理を委任された存在に過ぎない。にもかかわらず、その土地利用権を委譲された地方の有力農民は、新たに開墾した土地を貴族に寄進し、改めてその土地を借り受けて農業を営むようになる。
貴族に対する公的な給与が滞るようになってくると、貴族の所有する荘園から納入される官物をもって給与の代替とするために、貴族の所有する荘園に不輸の権(免税の権利)を与えるようになる。
農民にとっては、年貢を納めるよりコストがさがり、貴族にとっては、名義貸しだけで収入が得られるというメリットがあった。そのようにして、権門層(有力貴族・寺社)は各地に私領(私営田)を形成していった。
▲国司苛政上訴 *図版は、こちらからお借りしました。
「尾張国郡司百姓等解」は尾張の在庁官人・百姓層が尾張守藤原元命(もとなが)による非法・濫行横法三十一箇条を訴えたもので、この結果元命は国司を罷免された。
参考 「水土の歴」 「荘園制から戦国大名による支配」 「戦国時代から江戸時代」
◆武士の台頭◆
9世紀ごろから関東地方を中心として、富豪層による運京途中の税の強奪など、群盗行為が横行し始める。朝廷は群盗鎮圧のために東国などへ軍事を得意とする貴族層を国司として派遣するとともに、従前の軍団制に代えて国衙に軍事力の運用権限を担わせる政策をとっていった。
そして、この時期の勲功者が武士の初期原型となった。彼らは自らもまた名田経営を請け負う富豪として、また富豪相互あるいは富豪と受領の確執の調停者として地方に勢力を扶植していった。
▲武士の発生と成立 受領と国衙(こくが)より
*図版は、こちらからお借りしました。
12世紀中期に天皇家・摂関家を巻き込む政争が起こり、その勲功のあった平清盛は異例の出世を遂げ、後白河上皇の院政を支えた。しかし、次第に後白河と清盛との間に対立が見られるようになり、清盛は後白河院政を停止して、自らの政権を打ち立てた。
平家支配に潜在的な不満を抱いていた各地の武士・豪族層が次々に挙兵し、平氏勢力や各地の勢力の間で5年に渡る内乱が繰り広げられたが、最終的には朝廷から東国の支配権、軍事警察権を獲得し、朝廷から独立した地方政権へと成長していた武家政権、すなわち鎌倉幕府の勝利によって内乱は終結した。
参考 「10世紀以降の受領と国衙 」
【地球のしくみ】30(総集編3/4)~万物は融合し組織化・秩序化する方向に進化を塗り重ねる~<生物の進化編>・・・後編
の続きです。
(※図は当サイトで作成したものです。)
前回の前編の記事で、生命のエネルギー代謝は、
①(自然由来の)有機物「発酵」 ⇒【原始生命】
②無機・有機「複合体発酵」 ⇒【超好熱菌】
③原始的ながらも細胞膜の電子伝達系を使う「化学合成」 ⇒【嫌気性呼吸細菌】
④太陽光利用の「光リン酸化」と有機物生成「カルビン・ベンソン回路」 ⇒【嫌気性光合成細菌】
⑤「水利用」と2段階の光励起を行う「光化学系Ⅰ・Ⅱ」 ⇒【好気性光合成細菌】
⑥酸素を利用した呼吸「トリカルボン酸回路(クエン酸回路)」 ⇒【好気性呼吸細菌】
の流れで進化してゆくことを見ていきました。
後編の今回は、この原核生物の時代に完成したエネルギー代謝システムを基盤に、真核生物~多細胞の時代における生物の進化です。
ここのポイントは、『捕食』、『変異と安定の役割分化』、そして『酸素呼吸による適応放散』です。
そして、真核以降の生物の進化においても、生命は「逆境(⇒どうする)⇒進化」の繰り返しであり、その実現態の塗り重ねの歴史であることを理解できることです。
では、生命の初期進化、その後半の歴史をみてゆきましょう。
【バナナの皮からプラスチック!発明したのは!?】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
新エネルギーについて考えるとき、燃料としての石油に代わる何か、という着眼点が一般的です。しかし、石油からは燃料以外にも、プラスチックなどの高分子化合物も抽出、加工しています。そして日常生活のあらゆるところで普及しているのがプラスチックです。
今回、この石油を原料とするプラスチックの代替品として、
なんと 「バナナの皮」 からバイオプラスチックを製造することに成功したそうです。
しかも、これを発明したのは、なんとトルコの 女子高生!
先日も、「電池いらずの懐中電灯」というのを、カナダの女子高生」が発明したのですが、やっぱり、プロよりも素人の方が面白い発想しますね。
以下、AFP BBNews(リンク)より引用
バナナの皮からプラスチック、トルコの女子高生に科学賞
石油を原料とするプラスチックの代替品として、バナナの皮からバイオプラスチックを製造することに成功したトルコ・イスタンブールの女子高校生、エリフ・ビルギン(Elif Bilgin)さん(16)が米専門誌の科学賞を受賞した。
【地震と水】第4回 : 海洋プレートからの「脱水」が地震発生メカニズム解明の鍵!?
●「含水」⇒「脱水」のメカニズム
画像はこちらからお借りしました
「水」をキーワードに地震発生のメカニズムに迫るシリーズ、第4回目です。
第1回~第3回の記事は・・・
【地震と水】~第1回:(プロローグ)水が地震を引き起こす!?~
【地震と水】~第2回:水と地震の関係(基礎編1)・地球の中にも水がある!~
【地震と水】第3回~地震波分析・マントルトモグラフィーから反射法地震探査へ
第2回では地球内部に大量の「水」の存在することを明らかにしました。また、こうしたプレート内部の大量の「水」による“化学的要因”や“物理的要因”が地震の発生に関係することを述べました。
更に、第3回では「地震波トモグラフィ」や「反射法地震探査」 など、地球の内部構造を“視覚化”できる最新技術を紹介しました。そして、これらの技術を駆使してプレート内部の温度分布と震源を重ね合わせてプロットした結果、大陸プレートの下部に沈み込む海洋プレートの姿が見えてきました。
●マントルトモグラフィと震源の合成図
画像はこちらからお借りしました
●「反射法地震探査」により明らかになった沈み込み帯の様子
画像はこちらからお借りしました
これらを受け、第4回は、スロースリップ、アスペリティ、内陸型巨大地震、火山性地震といった地震にまつわる諸現象のメカニズムを解明する上で、鍵となる「含水」と「脱水」・・・とりわけ沈み込む海洋プレートからの「脱水」による大陸プレートへの「水」の供給メカニズムについて、『地震発生と水~地球と水のダイナミクス~』(東京大学出版会 笠原氏、島海氏、河村氏共著)より引用しつつ紹介したいと思います。
【地球のしくみ】29(総集編3/4)~万物は融合し組織化・秩序化する方向に進化を塗り重ねる~<生物の進化編>・・・前編
総集編第1回【地球の誕生⇒生命誕生以前の地球環境の進化】に続き、前回の総集編第2回【生命の誕生】から、『地球に存在する全ては、融合し組織化・秩序化する方向に進化を塗り重ねる』という地球のしくみ(摂理)をみてとりました。
総集編の第3回は、「生命の初期進化」です。
原核生物までの“前編”と、それ以降の“後編”の、2つに分けて記事にします。
今回はその前編です。
(※図は、当サイトで作成したものです。)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
原始地球の深海熱水噴出孔に存在する粘土鉱物の場では、生命誕生は奇跡的な一回ではなく何度も何度も起こっていたと考えられます。しかし、そのほとんどの生命は限られた栄養環境(自然由来の有機物)のなかで、現在の人類に繋がる生命には進化できず、生まれては消え去っていっていた。
しかし、無機物や光を代謝のエネルギーに変換する機能を獲得することで、その状況を打開し突破口を切り開く生命が登場します。
初期生命の進化は『エネルギー代謝機能の進化』と言い換えることが出来るほど、エネルギー代謝がカギを握っています。
エネルギー代謝というのは、物質と物質が酸化還元反応した時に放出するエネルギーを“熱”の代わりに『ATP(アデノシン三リン酸)』という生命通貨と呼ばれる生体エネルギーの素に変換する働きで、その方法は、「発酵(基質レベルのリン酸化)」、「呼吸(酸化的リン酸化)」、「光合成(光化学的リン酸化)」の3つになります。
生命は、外部環境に適応するために、「ATPをつくる素となるエネルギーをいかに獲得するか」と「獲得したエネルギーをいかに効率よく大量にATPに変換するか」の方法を模索し、【発酵⇒嫌気呼吸⇒嫌気光合成⇒好気光合成⇒好気呼吸】の流れで代謝機能を進化させ、そしてさらに他の生命と融合し組織化を塗り重ねていくことで、現在の人類に至る持続的生命を実現してゆきます。
そしてこの生命の初期進化を通じ、生命は「逆境(⇒どうする)⇒進化」の繰り返しであり、その実現態の塗り重ねの歴史であることが理解できます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
では、エネルギー代謝の進化を中心に、原核生物までの生命の初期進化の歴史をみてゆきましょう。
自然の摂理ML selection☆*:・’~カエルの合唱がなくなる!?
みなさん、こんにちは
自然の摂理ML selection☆*:・°です
自然の摂理ブログでは、ML(メーリングリスト)をしています
毎週1回、女性メンバーから当ブログやその他サイトの「時事情報 」や「おすすめ記事 」の紹介を毎週発信しています
その中から、おすすめの記事をちょこっと紹介していきます
+o。。o+゜☆゜+o。。o++o。。o+゜☆゜+o。。o++o。。o+゜☆゜+o。。o+
みなさんこんばんは☆
関西では、もう梅雨あけしましたね
大人になってからか、都会で生活し始めてからか、
季節の移ろいをあまり感じなくなってしまってたことに気付きました
(異常気象などもあるかもですが。。。)
子供の時は、毎日田舎道を歩いて学校に行ってたから、
ちゃんと自然の変化を感じてたのかもしれないですね
そんな子供のころはいっぱい出会えた、あの生き物の話を今回ご紹介します
【ハダカデバネズミが、ガンにならない理由】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
ハダカデバネズミは、ガンマ線を打ち込んだり、腫瘍を移植したり、発ガン物質を注射したりしてもガンにならない。その一因は「密度の高いヒアルロン酸」だとする研究が発表された。
ハダカデバネズミはアフリカに生息するネズミの一種。地中に平均80頭、最大300頭もの大規模な群れを形成し生活する。このネズミが研究者たちの関心を引くのは、彼らが30年近く生きられるためだ。体の大きさは実験用マウスとほぼ同じであるにもかかわらず、寿命はマウスの10倍近くも長い。
ガンの研究者から見るとマウスとハダカデバネズミは、それぞれガンという病気の両極端にある。マウスはガンの動物モデルとして使われるが、それは寿命が短くガンの発生率が高いからだ。
一方、ハダカデバネズミは長年の研究においてガンが発生したことがない。研究では通常、ガンを誘発するためにガンマ線を打ち込んだり、腫瘍を移植したり、発ガン物質を注射したりするのだが、ハダカデバネズミはガンにならないのだ。
米ロチェスター大学のヴェラ・ゴルブノヴァとアンドレイ・セルアノヴは、ハダカデバネズミがガンから身を守るメカニズムを発見したのではないかと考えている。
以下(WIRED.jp)から引用します。
ふたりはハダカデバネズミの腋窩と肺から採った細胞を研究していて、細胞の周辺に化学物質が異常に密集していることを発見した。その化学物質はヒアルロン酸(ヒアルロナン)だとわかった。
ヒアルロン酸はすべての動物に見られる化学物質であり、細胞の結合が主な役割だ。ヒアルロン酸は力学的な強さを与えるだけでなく、細胞の数が増える際の制御にも関係している。
ガンでは細胞の無秩序な増加が見られるため、ヒアルロン酸は悪性腫瘍の発達に関係していると考えられていた(たとえば悪性胸膜中皮腫の腫瘍マーカーであり、胸水でのヒアルロン酸の検出は胸膜中皮腫を示唆する)。しかしゴルブノヴァ氏によると、ヒアルロン酸の量と密度といったさまざまな側面が、細胞の増殖を調整している可能性がある。
重合体であるヒアルロン酸は、ひとつの鎖に含まれるヒアルロン酸分子の数が大きくなるほど密度が高くなる。ヒアルロン酸の分子量が大きいと、細胞は数が増えないよう「命じられる」。分子量が小さいと、細胞は増殖するよう「依頼」される。ハダカデバネズミは、ヒアルロン酸の分子量が普通よりも大きく、マウスや人間の5倍もあることをゴルブノヴァ氏は発見した。
ゴルブノヴァ氏はヒアルロン酸を分解する酵素の量を増やして、ヒアルロン酸の分子量を減少させてみた。するとすぐにハダカデバネズミの細胞がガンになったマウスの細胞と同じように、大きなガンの塊へと増殖を始めるのが観察された。
さらにゴルブノヴァ氏はこの仮説をテストする別の実験において、ヒアルロン酸を生成するようコード化された遺伝子を破壊することで、ヒアルロン酸を減少させるという方法を使った。そのうえでガンを抑えるのではなく発生させるウイルスを注射すると、ハダカデバネズミの細胞が癌性になった。
※ハダカデバネズミには生活環境が厳しい時に代謝を低下させる能力があり、それが酸化による損傷を防いでいるという説がある。ガンにならない性質については、遺伝子的な研究も行われている。
【ポイント】
ハダカデバネズミと他のマウスでは寿命が10倍も違う。両者の大きな違いは、細胞周辺の「ヒアルロン酸の密度」であった。実験結果ではハダカデバネズミのヒアルロン酸を減少させ、発ガン性のウイルスを注入すると発ガンした。ゆえに、細胞周辺のヒアルロン酸密度がガンの発症・進行と大きく関わっていると考えられる。
(関連投稿)
1.ハダカデバネズミ~平均寿命28年!?なぜそんなに長生きになったのか?(リンク)
2.蜂と同じような社会(真社会性)をもつ哺乳動物「ハダカデバネズミ」 ~原始人類も真社会性集団か?(リンク)
【気候と食】『梅』は気候に合わせて予防から処方まで効く季節の万能薬
こちら からお借りしました
こんにちは 😀
梅雨の時期はジメジメして食欲がなくなったり、食材が腐りやすくなり食中毒が心配な時期でもありますよね。そんな時期に活躍するのが、梅雨の字にも入っている“梅”なんです
恵みの雨がたくさんふる梅雨の時期は梅の実がちょうど熟す時期。
梅干は梅雨明けまで漬け、夏の強い日差しで干すという、まさに気候に合わせて作られる食材です
ですが、作られるだけでなく、食べることもこの時期にはぴったりなんです
今回は梅干について歴史から効用まで幅広く学んで、これからの季節に役立つ情報をお届けしたいと思います
【動物の体を相似形にするメカニズムを発見!!-「大きなカエルも小さなカエルも同じ形になる」という長年の謎を解明-】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
写真は、カエルの親子です。
見ての通り、大きさは違えど、顔、胴体、手、足…どこをとっても同じような特徴をしています。
これってすごく不思議ではありませんか??
今回のNew Streamはそんな疑問に答えてくれる記事の紹介です☆