2010-07-01

次代を担うエネルギー・資源 トリウム原子力発電11 ~地球の物質循環から切り離された廃棄物の増量→蓄積の危機~

一時的な便利さを求めるあまり、私達は日々ふんだんに電力を使用しています。しかし、その電力は使用すればなくなります。けれども結果生じる使用済核燃料は消えません。
原子力発電がこのまま続けば、ひと時の快適さのために危険な廃棄物がどんどん溜まっていき、その後始末に途方も無い労力と費用が半永久的に発生するという構造にあるのです。

前回の記事『次代を担う、エネルギー・資源』トリウム原子力発電10~計画通りに進まない“再処理”計画~』で、放射性廃棄物は消滅することなく半永久的に残り続けることに触れました。今回は、それらの使用済核燃料や放射性廃棄物をいったいどうしているのか?という点を整理していきます。
現状、使用済核燃料の再処理量は、増え続ける使用済核燃料の量にまったく追いついていません。再処理に回すことのできない使用済核燃料は、いったいどこへ行くのでしょうか?

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  投稿者 daiken | 2010-07-01 | Posted in E03.トリウム原子力発電, F03.原子力発電ってどうなの?No Comments »