2008-11-27

環境運動がこれほどまでに力を持ってきたのはなぜか?

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地球温暖化問題だけでなく、自然保護運動や森林保護運動など、さまざまな環境運動が勢いを増している。そしてそれらは、CO2悪玉説のように事実根拠を問うこと自体が悪とされるくらいイデオロギー化している。

そこには、マスコミによる偏向報道という一次的な原因はある。しかし、画一的で批判を許さない報道内容からして、どこかにその発信源があり、かつ、それらは何らかの強いイデオロギーに則り発信されていると考える方が自然だ。

そして、これらの問題を考える糸口として、『環境活動家のウソ八百』という本を見つけた。タイトルは過激な批判書の様にみえるが、切り口は『環境運動がこれほどまでに力を持ってきたのはなぜか?』と言う内容そのものだ。

著者両氏は、ローマ法王庁立レジーナ・アポストロルム大学で教鞭をとっている。そして、ローマ法王はカトリックの立場から人工中絶や強制的な家族計画には反対姿勢をとっている。このような背景から、現在の環境運動が、第三世界の人口および開発抑制を誘導していることを分析告発している。

この分析は注目に値する。マルサスの人口論から現在の環境活動までを、優生学という隠れた糸で説明する。環境問題の思想的系譜を理解する糸口としては有効な書籍だと思う。

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