2008-11-22

地球環境の主役~植物の世界を理解する~⑤海の中に豊かな森をつくる

『ジャイアントケルプ』 はどの様にして陸上の森林に匹敵する森(藻場)を海の中に作る事が出来たのでしょうか? 
 
海の中にも50mにも成長する植物がいました
その名は 『ジャイアントケルプ』 ・・・コンブの巨人ですね。
生息域は、海流が強くよく荒れる寒い海域 です。カリフォルニア沖は冬場に大嵐が起きる海域です。
このような荒々しい海域に適応したのがジャイアントケルプなのです。
その結果が、水深20mの海底から1日に50~60cmも立ち上がり、あっという間に水面を葉で覆いつくし森の様な景観を作り上げるのです。 
 
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海の植物にとって一番重要なのは光です。
光合成を行う植物プランクトン、浮遊性の藻類、固着性のコンブ類は太陽光をめぐり争奪戦を繰り広げてきました。 
 
海流が穏やかで海面が安定している海では浮遊性の生物が有利ですが海流が速く荒れる海では浮遊性が不利で、固着性が有利です。
そこで、より深い所に固着して一気に海面へ葉を広げ、他の海藻を排除する作戦があり得ます。 
 
その最大の成功者が 『ジャイアントケルプ』 です。 
 
それでは、ジャイアントケルプの巨大化を支えている仕組み、構造を見てみましょう。
それでは、続きを読む前にクリックを 😮  
 

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  投稿者 yosiyosi | 2008-11-22 | Posted in D.地球のメカニズム5 Comments »