2012-04-24
【太陽電池の性能向上】科学を身近に☆NewStream
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
昨年の原発事故によって、エネルギー不足が懸念されている今、太陽電池に関するニュースを2つ紹介します!!
「厚さ1千分の2ミリ!最軽量の太陽電池開発 」より
世界で最も薄く軽い太陽電池の開発に東京大やオーストリア・ヨハネスケプラー大のチームが成功した。
シールのように貼って携帯するなどの応用が期待できるという。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに4日発表する。
同チームは、厚さ1・4マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ)のプラスチックフィルムに、発電や電極の役割を果たす半導体と金属の薄膜を載せ、従来の12分の1程度の厚さしかない約2マイクロ・メートル(毛髪の太さの数十分の1)の太陽電池を作製した。発電量1ワットあたりの重さも0・1グラムで最軽量だ。
新太陽電池は柔らかく、しわしわにしたり、巻き付けたりして、その後平らに戻しても性能は落ちない。太陽光を電気に変換する効率は4・2%で、関谷毅東大准教授は「今後、実用化の目安となる10%まで上げたい」としている。
(2012年4月5日08時45分 読売新聞)
太陽電池というと1㎡程度のパネルをつなぎ合わせて利用されているイメージがあります。
今まではその重さに耐えられる屋根や壁につけられていましたが、これが実用化されれば曲面や凹凸のある面にもそのまま張ることができ、重量も軽いので場所を選ばすに設置できるようにできますね!しかし発電効率が低いのが難点です…
そこで興味深いニュースがありました!