2012-04-11

【気候シリーズ】オーロラから分かる太陽と地球の関係☆

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<画像:オーロラ>
以前の記事『【気候シリーズ】近年の異常気象の原因を探る』で異常気象の一つとして紹介した「低緯度オーロラ」についてです。
昨年は日本より低緯度であるアメリカのアラバマ州でもオーロラが観測 されるなど、異常な観測がされています。
神秘的で美しいオーロラ☆日本など低緯度で見れるのは嬉しいことですが、一方で 通信に依存した現代社会では、オーロラは大きな問題 を孕んでいるんです!
1986年の「カナディアンロッキー列車事故」はオーロラが原因で列車信号のコントロールや、無線通信が正しく伝わらず、鉄道史上最悪級の正面衝突事故 になりました。
1989年には、フロリダなど低緯度でオーロラが見れた夜にカナダケベック州の発電所がダウンして「北米大停電 にまでなっています。
最近でも航空機の通信妨害など、通信社会の現代では気象災害の一つとなっているんです。
また、オーロラが出る近辺での飛行機の中や、地上でもオーロラに免疫のない地域でのオーロラの主出現で、電磁波過敏症などの健康被害 にもつながっているとの話も出ています。
オーロラは、ただ美しい現象としてだけでは、片付けられないものになってきています。
オーロラの出現は、地球にも大きく影響する太陽の活動の変化が関係しています。
今回は、オーロラの仕組みを押さえ、地球に対する太陽の影響力を考えていきたいと思います。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2012-04-11 | Posted in D02.気候No Comments »