2011-06-07
原発事故で、放射能はどのように拡散するのか? 2.首都圏への広がりと累積被ばく量
前回は、福島県内への飛来状況をみてみました。
今回は、関東から首都圏への放射能物質の飛来です。
5月中旬に、群馬大学の火山学者である早川由紀夫氏が、柏から葛飾区金町にかけて、放射線強度の高い区域が存在すると、発表しました。周辺より放射線が高い区域が島になっているので、ホットスポットといわれています。
金町といえば、東京都の浄水場があり、一時、水道水の汚染でパニックになった場所ですね。
守谷-柏-金町汚染スポットより
早川氏によると、このホットスポットは、3月21日から始まったとしています。
月日が固定されたのは、柏市には東京大学柏キャンパスがあり、5月15日から測定していたからです。
(但し、東大は測定結果から、社会にその危険性を発信しませんでした。HPでのコメントは、「危険性があるレベルではない」というものです。)
それでは、関東、首都圏への放射能物質の飛来状況をみてみましょう。
そして、累積被ばく量(μシーベルト/時の日累積、月累積量)をみてみます。
3.首都圏では、汚染の高い場所が千葉県北部から東京都東部まで達している
4.累積被ばく量が、1ミリシーベルトを超える地点とその時期
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