2009-11-17

シリーズ新エネルギー⑧『”低密度”エネルギー利用技術:海洋温度差発電』

☆「海洋温度差発電(OTEC)」の実証プラント
%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%B8%A9%E5%BA%A6%E5%B7%AE%E7%99%BA%E9%9B%BB%EF%BC%88%E3%82%BC%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%B9%EF%BC%89.jpg
※画像はコチラからお借りしました。
【前回提起した点】
>これはエネルギー生産と消費をどのようなバランスで行っていけばよいかという課題でもある。
シリーズ新エネルギー⑦『石油を原料とする化学製品はどうなる?-循環型リグノフェノール複合材料の可能性』
石油に“替わる”エネルギー、つまり石油と“同じくらい効率的に”エネルギー利用できるものを探索する、という視点では、永久に持続可能なエネルギー社会は実現されない。何故なら石油ほど効率的にエネルギー利用できる“高密度”燃料は無いからだ。
私たちは、まずこの認識をはっきりと認めなければならない。そのような状況下において、石油枯渇という局面(=現実)に向かうには、「“低密度”エネルギーの利用」かつ、「その生産形態とバランスする消費形態をどうするか?」という課題に目を向けなければならないだろう。
その“低密度”のエネルギーを利用する技術、つまりは「自然エネルギーの利用技術」はこれまで紹介してきた技術
・シリーズ新エネルギー⑥『セルロース系バイオマス技術の動向』
・シリーズ新エネルギー⑦『石油を原料とする化学製品はどうなる?-循環型リグノフェノール複合材料の可能性』
など、ますます研究が成されて来ている。
今回もその“低密度”エネルギー利用技術として、現在実証化されている「海洋温度差発電」をとりあげ、その問題点と可能性を明らかにしたい。
応援ありがとうございます。続きを読む前にポチッとお願いします

(さらに…)

  投稿者 tutinori | 2009-11-17 | Posted in E.次代を担う、エネルギー・資源5 Comments »