2009-11-05
民主党の温暖化政策~日本は先導役にも環境貢献もできない 3~
前回の『民主党の温暖化政策~日本は先導役にも環境貢献もできない 2~』を受けて、引き続き、アラスカ大学国際北極圏研究センター 赤祖父俊一氏の『温暖化防止で世界のリーダーシップはとれない』を引用しながら、マスコミの問題性について考えて生きたいと思います。
その前に、一ヶ月ほど前になりますが、イギリス気象庁(MET)が発表した記事があったので引用します。
発表日2009.10.15イギリス気象庁(MET)は、北極の海氷の減少について、異常な状態からは回復しつつあるものの、長期的な減少傾向は続いているとする気候モデルの成果を公表した。
北極の海氷は、2007年に最少となり、人為起源の気候変動が原因で、海氷が減少するスピードも増すと報道された。
2007年夏の海氷の減少について分析したところ、一部の原因は、異常気象にあったという。北極の気象は年によって変わりやすく、大西洋に氷を運ぶ南向きの海流は、風によって強さが変わるため、海氷が毎年、減少するわけではない。
また、2007年に最小限だった海氷が、2008年・2009年に回復したことから、北極の氷は後戻りできない限界点に達しているわけではないとしている。
一方で、長期的には、世界的な気温の上昇により、海氷が減少しつづけ、2060~2080年には、北極に海氷が無くなるという予測を示した。2020年までに北極に夏、氷が無くなる可能性は低いという。環境研究技術ポータルサイト「イギリス、北極の海氷の減少について報告」より
上記のリンク先をクリックすると分かる通り、ホッキョクグマの画像はありません。
しかし、この写真を加えるだけで、記事の信憑性が増し、温暖化は進んでいると錯覚してしまいます。
つまり、現在の温暖化を巡る報道はこのようなことを繰り返すことによって、あたかもあらゆる事象が温暖化が問題であるかのように見せているようです。
ちなみに、ホッキョクグマは絶滅の危機に瀕している訳ではないようです。
興味のある方は『農と島のありんくりん』地球温暖化について考えてみよう 第5回 ホッキョクグマは絶滅の危機にあるのかの謎を参照してください。詳しく書かれています。
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