2007-09-11

経皮毒~その仕組みとは?~②

こんにちは~:o
お待たせしました経皮毒、第二弾デスっ
前回は、界面活性剤のお話をさせて頂きました
合成界面性剤は、天然のものと比べて界面活性効果がとても強力で、そのために人体に入り込んでしまい、悪影響を及ぼしている…というお話でした。
でも、何で人体に入り込んじゃうの~?
などなど、疑問はいっぱいですよね
ということで今回は、経皮毒のもっと詳しい仕組みに迫りたいと思います
続きは、お約束ぽちっとよろしくね

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まずは、せっけんと合成洗剤の違いに着目していきたいと思います。
■せっけん(天然の界面活性剤)の界面活性作用
アルカリ性のところにのみ界面活性作用が働く。つまり、皮膚に接したときに、汚れやph(人体は弱酸性)などによって分解してしまう。また、24時間経つと水と二酸化炭素に分解される。
■合成洗剤(合成界面活性剤)の界面活性作用
一般に、phに関係なく界面活性作用が働く。つまり、弱酸性にも界面活性作用があるため、皮膚などに簡単に侵入する。また、分解せずに残ったり、分解しても時間がかかる。
要するに、合成界面活性剤は、その作用が強いため分解されずに残り続けてしまうというところがポイントなんです
skin_structure2-thumb.jpg
さらに、合成界面活性剤は、その強力な界面活性作用で皮膚の皮脂膜を取り除き、角質層に付着・残留し角質層の細胞間脂質を溶かしていきます。わかりやすくいうと、角質細胞(タイル)を引っ付けている細胞間脂質(タイルのめじ)が溶かされてしまい、角質細胞(タイル)が剥がされて、隙間だらけになってしまいます。そうなると、角質層や顆粒層などのバリアゾーンはもろくなり、いずれは破壊されますバリアゾーンが破壊されれば、合成界面活性剤の毒性(※タンパク質変性作用など)が基底層に直接作用することになります
※身体のタンパク質を破壊する働きのこと。界面活性剤の親水基の種類が影響しているといわれている。           
                              図の参照:秘密の化粧品
こうして、残留し続ける&皮膚に浸透していく作用によって、やがて血流に乗り体中に行き渡ってしまいます。
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参照:髪や肌の健康
血流に乗って体に行き渡ると、最終的には毒物を無害なものに処理する働きの肝臓に行くが、ここでも分解されずに肝臓に定着し、肝臓や肝臓の細胞を破壊する といわれています。
また、女性の場合、合成界面活性剤が胎盤細胞に行き着くと、細胞が破壊されフィルターの役目が粗くなります(胎盤は、栄養素と免疫物質、アルプミン・グロプミン以外を通過させない高性能フィルター)。すると、母体の毒素が胎児に入り、これがアレルギーの原因になるのでは?といわれています。
以上のように、合成界面活性剤が体内に侵入することによって、健康にさまざまな悪影響を及ぼすのではしかも自分だけでなく赤ちゃんにまで)ということで、最近注目を浴びています
しかし
ちょぉっっと気になることもあります
それは何か
それは、突然「経皮毒」が注目され始めた背景には、お金儲けがからんでいるんじゃないのと思わせる部分があることです。
そう思う根拠としては、まず1つは、”経皮毒”という言葉は、ここ最近造り出された造語であるということ。
もともと、皮膚から物質が吸収されることを示す言葉としては、「経皮吸収」という言葉があるのに、わざわざインパクトのある「毒」という言葉を用いて、意図的に危険性を煽るように仕組まれているのでは?という疑問を抱きます。
また、その背景として、経皮毒を調べていくと健康製品に行き当たるし、またそれをマルチ商法的に広めていく会社などに行き当たります。
実際に、化学物質が人間の体に悪影響を及ぼすという問題は、確かにあると思います。そのことの原因は、確かに追求していかなくてはならないことであるし、人々も潜在意識の中で、「何とかしなくちゃいけない」と思っているんだと思います。
ただ、その問題に乗っかって、その意識を利用して、お金を儲けようとする人々もいます。
結局その人たちは、問題を解決する気もないのに自分たちの商品を売るために、問題をさらに大きくして、下火になれば儲からなくなり、また次の儲け話に移行し、前の問題は忘れさられていく。
環境問題は、グルグル話題を変えて、同じことをずっと続けているような気がします。
そう考えると、結局、経皮毒であれなんであれ、「金儲け第一義」の市場のしくみを、変えていくしかないんだろう、と思います。

List    投稿者 kanon | 2007-09-11 | Posted in Z02.経皮毒ってなに?1 Comment » 

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コメント1件

 水資源 のお話 | 2008.03.24 1:47

水資源 についてー 水資源開発…

水資源開発・・・

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