2022-04-12
宇宙の電磁波が地上に伝わる”通り道”を可視化することに成功
「地球は磁極のポールシフトで磁場を失うことにより、太陽風に晒され水と大気を失った火星と同じ状態を200年間経験するだろう」 — NASA火星探査メイヴン計画主任
以前の投稿で、地球磁極の存在とその重要性を知りました。地球の磁気は、有害な紫外線に対する防御の最前線にあり、私たちを守り続けてくれているのです。この地球の磁場が無くなると、この地球を守っている磁気圏も消滅するか、非常に弱まると考えられていて、その場合、太陽や宇宙からのいろいろな放射線や宇宙線が「降り邦題」ということになる可能性があります。生命の危機です。
ところで、「なぜ地球に磁場が発生するのか」ということは、実はよく分っていないのです。この地球磁場に関して調べてみるといろいろなことが分ってきました。
まずは、この『宇宙の電磁波の可視化に成功した』という記事です。
1)宇宙電磁波、通り道解明 金大など、細い経路伝い地上に
宇宙の電磁波が地上に伝わる”通り道”を可視化することに成功!
金大理工研究域の松田昇也准教授、同大学術メディア創成センターの笠原禎也教授らの国際共同研究グループは8日、宇宙で発生した電磁波が、湾曲した細いストロー状の経路を伝って地上に届くことを突き止めたと発表した。宇宙環境に影響を及ぼす電磁波の「通り道」を解明し、地球周辺の宇宙空間の研究が進むと期待される。地球周辺の宇宙空間に広がる高エネルギー電子が蓄積される「バンアレン帯(放射線帯)」の成因を調べ、電子と電磁場を同時観測してその相互作用を解明しつつあります。
(引用終わり)
この図を見ると、通り道の長さが約5万キロメートルにおよぶのに対して、幅は約80キロメートルと非常に狭いことが分っています。また、電磁波がプラズマにエネルギーを与える様子も捉えられます。
でも、この図を見ると、地球外部の電磁波の通り道が可視化されていますが、地球内部はどうなっているのか?すごく気になります。そこで、地球磁場が何故誕生したのか?調べてみました。
2)地球磁場の誕生
地球磁場の原動力は、液体の鉄合金、外核にあります。外核は、マントルに比べるとずっと粘性が低いので、結構なスピードで対流しています(時速1メートル程度)。対流を起こす最も大きな原動力は、内核が結晶 化する際に発する凝固熱です。
外核では、もう一つ流れを作る力が働きます。地球の自転が生み出す力、「コリオリ力」です。この力は、日本を襲う台風の雲が左回りになっている原因でもあります。 対流とコリオリ力で外核鉄が回転すると、電流が流れて電磁石が作られ、磁場ができます。このような現象を「地球ダナモ」と呼ぶそうです(ダイナモは発電機という意味)。
ただし、この考え方以外にもあります。
~太陽・地球内部は空洞で、生命体と相似する1(佐野千遥氏)~
>地球内部の円筒空間は負の誘電率・負の透磁率なので、中心から外に向かって光エネルギーを発している。北極の穴から出たS極磁気単極子は磁気系の作用で、温度が低く黒い光を発する。南極の穴から出たN極磁気単極子は電気系の作用で、温度が高く白い光を発する。
どちらが正しいのか?正直分かりませんが、この長大な電磁波が地球や宇宙に与える影響は大きそうです。今後、この電磁波の活動を解明するためにヒントとなる現象や考え方は無いのか?調べてみたい。