2019-07-29
脳回路を解く(10)~・人類の思考様式と構造認識・~
本能は最適手法たる照準化→類型化に収束し、把握機能(感覚機能)を進化させてきたが、足の指が先祖返りして樹上で生きてゆけなくなった人類は、把握機能をどんなに駆使してもとうてい対応できないような極限状態に陥ります。
人類はひたすら「どうする?」を思考、追求し続けるしかなかった。結果、数万年におよぶDNA変異によりチンパンジーの400ccから1400ccへと人類の脳容量が急拡張した。
人類の脳は「どうする?」を追求するためにある。その追求こそが、抽象化の極北に言葉(観念機能)をも生み出したのです。