2013-04-10
【気候シリーズ】正統科学史から消されてた科学者ニコラ・テスラ
皆さんニコラ・テスラという科学者を知っていますか?
今や生活に欠かせないライフラインとなっている電気エネルギーですが、今のように利用が広まるまでにはニコラ・テスラによる配電システムによるところがとても大きいです。
今から約100年前、電気エネルギーを利用するに当たって、配電システムを巡って争いが繰り広げられました。
当事、ニコラ・テスラは独自に交流電流による電気事業を推進しようとしていました。
一方で、白熱灯を発明したGEのエジソンは直流システムによる電気事業を推進しており、
この両者は配電システムを巡って激しい競争を繰り広げていきます。
この配電方式を巡っての争いは「電流戦争」と言われています。
そして、この競争はナイアガラの滝に建設された水力発電所で交流発電機が採用されたことで、
ニコラ・テスラの勝利となったのです。
現在に至るまでのニコラ・テスラの開発した電力供給システムが利用されてきており、ニコラ・テスラはエジソンと並ぶ名発明家であったことは間違いありません。
しかし、今日、ニコラ・テスラの文字は教科書からは消え、彼のことを知る人は多くありません。
なぜ、名発明家であったニコラ・テスラは正統科学史から消されてしまったのでしょうか?
今回はニコラ・テスラが著書の日本語訳である「秘密の告白」から引用しながら、
その理由を探ってみたいと思います。
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