2012-02-08

風がふくのはなんで?(4)~貿易風や偏西風が生まれる構造~

前回の記事では、日本を取り巻く2つの気団(揚子江気団、オホーツク気団)の形成を左右する要因として、ヒマラヤ山脈と偏西風に着目しながら追求を試みました。
もっとも日本の季節風と日本を取り巻く気団群の影響は不可分の関係ですが、中でも気団の構成に大きな影響を与えている要素が「偏西風」である、という点が明確になったのではないかと思います。
ここで今一度、偏西風とは何か?ざっとおさらいしてみたいと思います。

偏西風と呼ばれるのは、赤道上で暖められて北上した空気が温帯付近で急降下する際に、コリオリの力を受けることで、西向きに針路を歪められるからです。

風がふくのはなんで?(3)~日本の四季に影響を与えているヒマラヤ山脈と偏西風より引用
引用文より、偏西風は地球規模の大気の大循環によって生じていることが理解できます。
偏西風は超上空では時速数百キロの速度を誇るジェット気流に姿を変えていることは過去に取り上げましたが、このような偏西風や、或いは貿易風といった地球規模の「風」は一体どのような原理で生じているのか?
今回記事では地球規模の風の特性について追求していきたいと思います。
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(さらに…)

  投稿者 wabisawa | 2012-02-08 | Posted in D02.気候1 Comment »