「豆」のない生活なんて考えられない。でも・・・
mamayoです。
1月は「納豆ダイエット」捏造番組のせいで、食品スーパーの店頭から納豆パックがひとつもなくなったので困ってしまいましたが、 皆さんはどうでしたか。
さすがに、捏造と分かってからは在庫も平常状態に戻り、再び納豆を晩酌のつまみにできるようになりましたが、 😀 この事件をきっかけに豆に対する評価が下がらないことを願っています。
なぜなら、ひとにとって「豆」の力は欠かせないからです。
日本で流通している主要な豆類 (豆類基金さんより、http://www.mame.or.jp/syurui/bunrui.html)
もっと知りたいと思った方は、ポッチとお願いします・・・
まず、現代人が豆や豆の加工品を口にしない日はありません。
大豆ならば、
醤油 、味噌 、豆腐 、アゲ 、納豆 、おから 、豆乳 、モヤシ 、枝豆 、正月の黒豆、きな粉・・・
下の利用系統図にある用途も含めれば、食ばかりでなく日常生活を送る上でも、今や無くてはならない作物になっているようです。(日本植物油協会さんよりhttp://www.oil.or.jp/seisan/seisan04_01.html)
また、小豆は アンコに 、インゲンは 金時に なったり、グリーンピースやスナップエンドウ はエンドウだし、豆板醤はソラマメからできています・・・もちろん、ソラマメや落花生は茹でるだけで最高の美味しさです・・・・・・
そのように考えると、最早「豆」のない生活が考えられないくらい、私たちにとって身近なものになっています。
歴史的には、大豆は、中国の東北部で、4000~5000年前にはすでに栽培されており、その後、中国全土に広がり、朝鮮半島や東南アジアにも伝わっていき、日本には約2000年前の弥生時代に稲作と一緒に朝鮮半島から入ってきたと言われています。
世界を見渡しても、えんどうまめとレンズまめは既に紀元前5500年のメソポタミアの遺跡から発見されています。
古くから人の食を支えてきたのは、もしかしたら、主雑穀である米や麦の栄養成分(必須アミノ酸等)の不足を補完することを実証的に知っていたからなのかも知れません。
さらに、豆類の根に存在する根粒菌は空中窒素を地中に固定することで地力を高める働きがあるなど(その意味からも、連作障害を避けるための輪作を構成する基幹的作物になっているところもあります)、農業生産においても大いに役に立つ作物なのです。
大きな豆でもない「ダイズ」が「大豆」と呼ばれたのは、「大いなる豆」という賞賛を込めてのこと。
「豆」は、農耕生活以降の人類史上、欠かすことのできないものだったのです!
ところが現代、「今市場に溢れている遺伝子組換大豆って本当に危険なの?」「どうして納豆は100円/3パックと安いの?」「醤油と味噌が昔に比べて不味くなったような気がするのだけどどうしてなんだろう?」などいろんな疑問もでてきます。
「豆との正しい付き合い方」そして、「日本において摂理に適った食生活とはなにか」という大きな視点を持ちながら、引き続き、豆のこと、調べてみたいと思います。
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