2011-07-05
プレートテクトニクス説のウソ⇒『新地震の仕組み』その9~その他の地震学説
本シリーズでは、これまでプレートテクトニクスの矛盾と、新しい仮設として熱移送説を紹介してきました。今回は、地震に発生原因について、それ以外にどのような学説・仮説があるのかを調べてみました。
今回紹介するのは、山本寛氏の「水素爆発説」と、石田昭氏の「解離水爆発説」です。いずれも共通しているのは、地震の原因は「水が関係した爆発ではないか?」という点です。
そして、水と地震には因果関係があるのではないか?ということは、以前から現象事実から類推されていたようです。
『降雨と浅発地震』京大前総長・尾池和夫氏(地震学者)の論文より
①アメリカのコロラド州デンヴァーの郊外で、放射性の廃水を深井戸に注入した時、それまでまったく地震の発生していなかった地域であるにもかかわらず、小地震がその井戸の近くに発生し始めた。1962年3月に注入が開始されたが、1967年にはついにM5以上の地震が数個も起った。
②松代群発地震(引用者注:長野市付近で1965年8月から約5年半もの間、計71万回も続いた、世界的にも稀な長期間にわたる群発地震)の活動域でも注水実験が行われ、注水の数日後に微小地震が増加することが確められた。
③ダムの建設後、貯水とともにその付近に地震が発生したという報告も多い。中国広東省の新豊江ダムでも、1959年10月から貯水を始めた後、地震が発生し始め、最大のものは1962年5月になって起ったM6.1の地震だった。
それでは、「水素爆発説」と「解離水爆発説」の概要をみていきたいと思います。
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