2011-05-07
プレートテク二クス説のウソ⇒『新・地震のしくみ』その3~説明できない事象2
前回に続き、現在の地震学の基礎となっている「プレートテクトニクス理論」について考えてみたいと思います。今回も、『るいネット 4/17なんで屋劇場レポート』から、プレートテクトニクス理論の矛盾点を拾い上げてみました。
【5】地震と火山活動はセットで起こっている。場所的にみると、プレートの境界線上は地震と火山活動の多発地帯であり、時間的にも、火山活動と地震は1~数年のスパンをおいて連動して発生している。プレート移動説では(地震はこじつけたとしても)火山活動は説明できない。例えば「マグマ溜りがどうして出来たのか?」は全く説明できていない。マグマ溜りだけではなく、そもそも「プレートはどうしてできたのか?」プレート説は全く説明していない。
プレート移動説とマグマ溜りを結びつける説明として、地質学の「ホットスポット」が用いられます。ホットスポットとは、プレートより下のマントルに生成源があると推定されるマグマが吹きあがってくる場所ことです。一定の場所でマグマが吹き上がるため、上部のプレートが移動することで、海山の位置が移動する(=諸島のように点在する)という理論です。
下図は、ホットスポットの位置を示した地図ですが、プレートの境界とは無関係に、海洋や大陸に点在するため、ホットスポットでは、火山活動と地震の因果関係は説明ができません。
画像引用元 『スチャラカでスーダラな日々』