2017-01-01

太陽活動が低下し、銀河宇宙線が通常より地球に降り注ぐとき、地震が増加する

あけましておめでとうございます。

本年も本ブログ【地球と気象・地震を考える】よろしくお願いします。

1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災に続いて、昨年(2016年)4月には熊本大地震リンク)が起きました。なぜ、大地震がたった20年ほどの間に3回も起こっているのでしょうか。

人工地震も否定できませんが、今回は他の要因を考えたい。

◆太陽活動の低下による地球に降り注ぐ銀河宇宙線の増大との関係についてです。

20161229黒点数と銀河宇宙線

2009年1月から始まった今の太陽活動(サイクル24)と、次の太陽活動(サイクル25)が、数百年に一度起こるマウンダー極小期(→小氷期)のような状態になるかはまだ判断できないが、それでも100年前に太陽活動が異常に低下したときと同じ程度に低下している。
それにより太陽バリアーが低下し、地球に降り注ぐ「銀河宇宙線」が増加している。

 リンク

★現在の太陽活動は、19世紀初頭のダルトン極小期(1798~1823)ほどではないが、100年前の異常低下レベルにある。

太陽サイクルは、1755年にスタートした太陽周期を起点として、1766年に終わったそのサイクルを「サイクル1」、1766年にスタートした次のサイクルを「サイクル2」というように数えていく。現在のサイクルは「24」にあたる。
サイクル23の太陽活動が始まったのは、1996年の5月で、太陽活動11年周期のリズムからいくと、2007年の中頃にサイクル24が始まる計算になる。

しかし、2007年が過ぎても黒点数は減り続け、実際にサイクル23が終わったのは2008年の12月にずれ込み、サイクル23の周期は11年ではなく約200年ぶりに12.7年に伸びた。
その際、日射量も1996年に比べて大きく落ち込み、2009年には太陽風も観測史上最低レベルになった。
そして、(サイクル24の始まりの)2010年の初めには、太陽活動の低下により、地球に降り注ぐ宇宙線の強度は史上最強レベルに到達し、それまでの記録を6%も塗り替えるほど急激に宇宙線が増加した。

また、2009年1月に開始したサイクル24は2013年にピークを迎えるが、やはり黒点数は通常よりも大幅に落ち込んだものだった。このことは、2008年の時点で、2013年に現れるであろう黒点の素となる極域の磁場の強度データーがすでに全サイクルの半分程度だったので、サイクル24の黒点数のピークが低くなることは、2008年の時点でほぼ予測されうることだった。

サイクル24のピークは、19世紀初頭のダルトン極小期(1798~1823)ほどの黒点数の低さではないが、それでも100年前に太陽活動が異常に低下したときと同じ程度に低下している。
もしサイクル23と同じように、あるいはそれ以上に、サイクル24の周期の長さが伸びたとすると、太陽活動はますます低下していくことが予想される。
万が一、マウンダー極小期(1645~1715)と同じように太陽周期が14年に近い状態になったとすると、その後数十年間にわたって太陽活動が低調になる可能性がある。
2009年1月から始まったサイクル24のあとに、数百年に一度起こるマウンダー極小期(→小氷期)のような状態が起こるのかどうか?
これから2020年頃までの4年間ほどが、長期的な太陽活動を占ううえで非常に重要な期間になる。

(さらに…)

  投稿者 asaoka-g | 2017-01-01 | Posted in D.地球のメカニズム, D03.地震No Comments »