2014-01-06
コンクリート建築信仰の崩壊…自然の摂理にかなった伝統的木造建築への回帰
シックハウスやホームアルデヒド・・・等、現在の住宅環境において様々な問題が顕在化してきています。そんな中、静岡大学で行われたマウスを使った実験は、衝撃的な結果をもたらしました。この事実は、近代化における“コンクリート建築信仰の崩壊”とも言える事実の顕在化させたのです。
元来木造中心の日本の家づくりは、戦後の洋風化と集合住宅の出現によって一変したといえます。その流れは、日本人の精神性にも強く影響を及ぼしているのではないでしょうか!この静岡大学の実験における事実をしっかりと捉え、自然の摂理にかなった本来の日本人の意識と通じる“伝統的木造建築の回帰”に向けて考えていかないといけない時期に来たのだと思います。
■衝撃的な結果をもたらした静岡大学のマウス実験
静岡大学が行なったマウスの実験である。それを見て私は愕然とした(しかし私が確認したところでは、日本経済新聞にしかこのデータは載っていなかった。他のマスメディアは黙殺した)。コンクリート製巣箱で、生まれたマウスを100匹育てたとして7匹しか生き残れなかった。金属製の巣箱で41匹、木の巣箱だと85匹だった。
名古屋大学の実験でもほとんど同じ結果が出ている。これは明らかにコンクリート・ストレスである。
『コンクリート建築は、なぜ問題なのか 船瀬俊介(建築ジャーナル3月号)』より
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今日は、こういった我々を取り巻く建築環境を改めて考えてみようと思います。
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