2013-11-18

【地震と水】第7回:阪神淡路大震災~内陸直下型巨大地震の心臓部に「水」あり?! 

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死者6,434人、行方不明3人、重傷10,683人、軽傷33,109人、全壊家屋104,906棟、半壊家屋144,274棟、一部損壊家屋390,506棟、道路被害7,245箇所、橋梁330箇所、河川774箇所、崖くずれ347箇所、ブロック塀等の倒壊2,468箇所・・・
平成7年(1995年)1月17日(火)午前5時46分、淡路島の北東約3kmの明石海峡付近の深さ16kmを震源とするM7.3の地震が発生・・正式名称「平成7年 兵庫県南部地震」・・・
この「阪神淡路大震災」を引き起こした「野島断層」⇒圧縮応力による“逆断層”
画像はこちらからお借りしました。
「水」をキーワードに地震発生のメカニズムに迫るシリーズ、第7回目です。
第1回~ 第6回の記事は・・・
【地震と水】第1回:(プロローグ)水が地震を引き起こす!?~
【地震と水】第2回:水と地震の関係(基礎編1)・地球の中にも水がある!~ 
【地震と水】第3回~地震波分析・マントルトモグラフィーから反射法地震探査へ
【地震と水】第4回 : 海洋プレートからの「脱水」が地震発生メカニズム解明の鍵!?
【地震と水】第5回:水が引き起こすズルズル地震「スロースリップ」の解明が巨大地震の予知につながる!?
【地震と水】第6回~脱水反応がアスペリティ(固着域)をつくる!?~
第5回では巨大地震発生域と隣接する「地震空白域」である「スロースリップ」「安定すべり」のメカニズムについて、第6回では巨大地震を引き起こすとされる「アスペリティ」が同じ場所に繰り返し形成されるメカニズムについて、それぞれ「水」「脱水」といったキーワードを元に見てきました。
因みに、この2つの現象は概ね海洋プレートが大陸プレート下に沈み込む地帯での現象ですが、今回は、阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)や鳥取県西部地震など、「内陸直下型地震」発生のメカニズムを、 「水」「脱水」との関連で考えてみたいと思います。(主に『地震発生と水~地球と水のダイナミクス~』(東京大学出版会 笠原氏、島海氏、河村氏共著)からの引用を元にしています。)

(さらに…)

  投稿者 kota | 2013-11-18 | Posted in D03.地震No Comments »