民主党の温暖化政策~ちょっと息抜き~炭素って重要♪~
前回まで、民主党の温暖化政策シリーズでお届けしてきた温暖化 政策問題。
写真は日本インターネット新聞からお借りしました。
今回は、前回の~現代は低炭素時代?~で取り上げられた炭素の働き、主に植物(生物)と炭素の関係について、追求してみたいと思います
まず、これは宇宙史にまで遡りますが、初期宇宙には炭素がなく、熱核融合によって水素やヘリウムから原子を生み出し、徐々に様々な物質を生み出しました。
炭素原子の誕生は恒星の核で生成され、恒星の終焉によって銀河の中に大量に播種されたそうです。
その後、炭素は水素、酸素、窒素を従えて生命の化学反応を引き起こし、多様な有機物を作り出したのです。
炭素は原子構造上、4本の手をもっており、あらゆる物と結合しやすい構造になっています。
炭素は、そうやってあらゆるものと結合を繰り返し、新たな可能性を生み出しました。その結果が生物(生命)の誕生だったのです。これが、炭素が全ての生物の源として存在する理由です。
そうして、更に結合を繰り返していくことで、あらゆる生物が進化を遂げてきたと言えます。
では、植物が地球上に誕生し、植物はなぜ無数にある物質から炭素(二酸化炭素)を取り込むことをしたのか?
植物は何でもかんでも取り込む性質を持っているそうです。使えるものは何でも取り入れる。
当時の外圧状況を考慮すると、前回の~現代は低炭素時代?~のグラフを見てもわかるように、大気中には二酸化炭素が多く存在しました。
これが第一の理由。
ここで、陸上植物が誕生した頃は窒素の方が多かったのに、なぜ二酸化炭素?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
窒素も、生物にとっては非常に重要でアミノ酸や蛋白質、核酸塩基など、あらゆるところに含まれています。しかし、ほとんどの生物は大気中の窒素分子を利用することができません。
これは、窒素(N2)は三重の共有結合の構造をしているため、窒素分子同士のつながりが強力で、分解するのが困難なのです。
だから、植物などで言えば、土壌で微生物などが窒素固定によって作り出す窒素化合物を根っこから摂取することで体内に窒素原子を取り込んでいるのです。
それに比べて、前述したように炭素は結合が緩やかで、あらゆるものと結合しやすい構造にあるのです。
これが第二の理由。
こうして、植物は空気中にある二酸化炭素を利用して、光合成することでエネルギーを蓄えきました。
以前、シリーズ新エネルギー⑨『自然の摂理に則った循環型エネルギー社会の見通し』でも、記述があった様に、
>生物は低いエネルギーを高めていく機能を持っている。その、第一段階は植物で、光合成という過程を経て有機化合物内にエネルギーを蓄積する。それを草食動物が食べ、またそれを肉食動物が食べるというサイクルをとる。そして、生物が死ねばただの物質になり、エネルギーの低い状態に分解していく。
というエネルギー循環。
炭素からエネルギーをとるというのは生命原理から見ても、自然の摂理に則っているのだということですね。
温暖化だけを取り出して考えると、二酸化炭素は環境に いい、悪いで捉えてしまうけど、生命原理や自然の摂理の次元で捉えると、私たちにとても「重要」なものなんだって気付いた、かわのんでした。
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コメント2件
さんぽ☆ | 2010.10.04 16:03
>『周りが嬉しいと、自分も嬉しい。当たり前だけど、大切なこと。』
仕事をしている上でも、これってすごく大事だなって感じます。
例えば、お客さんが充足したら(それは即ち自分の充足にもなりますが)、自分は頑張らなくても、また別のお客さんを連れてきてくれたり、口コミで広めてくれたりと、勝手に広がっていきます!
結果として、それが成果に繋がっていきます。
今って、そうやって、いかに充足空間を作り出せるのかが、カギですね☆
気づきの投稿ありがとうございます♪
wendy☆ | 2010.10.01 16:47
記事を読んで、本の数年前よりも、(自分自身も含め)警戒心がグッと下がっているなって気づきました。
そして、それによって、前よりもずっと毎日が楽しく、元気になっていけてることにも、気づきました!
>周りへの警戒心ではなく、肯定視・期待視をベースとした、みんなと繋がる共認充足(期待⇔応合)こそが、最大の活力源
そうか~^^
みんなが求めてるのは、これなんですね☆
文字でまとめてもらえると、固定されるからいいですね♪ありがとうございます!