☆☆☆現代科学では説明がつかない数々の事象
前回の 物理の基本法則『エネルギー保存則』は成り立たないことが証明された [2] で紹介したように、現在科学では説明できない現象は様々なところで発見(あるいは立証)されています。
2014年のお盆企画の最後はこの問題に注目してみたいと思います。
◎宇宙は膨張していない!?~科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁~ [3]
宇宙はビッグバンによって始まり今もなお膨張していると考えられている。この説は約100年間、宇宙の基本モデルとして信じられている。しかしこの度、ドイツはルプレヒト・カール大学ハイデルベルクのChristof Wetterich博士によって、宇宙は広がっていないという新たな説が提唱された。
◎ビックバン理論より古い星の発見 ~価値観による宇宙論、科学論の崩れ~ [4]
ビックバン理論で考えられる星の誕生よりも古い星が発見されました。
ビックバン宇宙論の最も重要な根拠は、遠方の星から発せられる光のスペクトルが赤方偏移しているという事実だけで、それに、地球上の音波で観測できるドップラー効果を適応して、宇宙空間は膨張しているという仮説論理を組み立てました。
しかし、これらの発見により、その仮説論理が崩れはじめてきたということになります。
◎ありうる半永久エンジン!~運動量保存の法則を覆す実験結果 [5]
従来のエンジンとまったく違う原理で動くEmDriveとそれを考案したRoger Shawyer氏は、今まであらゆる物理学者から異端扱いされてきました。EmDrive(上画像)は古典的な力学に逆らう仕組みであり、成立不可能だと思われていたのです。でもNASAの実験で、EmDriveと類似の考え方に基づく量子真空プラズマスラスタから推進力が得られたことが発表されました。
(中略)
EmDriveや今回のNASAの実験の考え方は運動量保存の法則に逆らうとされています。でも、ふたつの別のグループからこのアイデアが成り立つとする結果が示されたのです。
このように、世界中で現代科学に反する事象や、現代科学が誤謬であるといった立証が次々に出てきていますが、特に、3年前の福島原発事故以降、この流れが顕著になってきています。
では、なぜこれらの現象が今になって注目、あるいは発見されるようになったのでしょうか?
そして、これらが現象として顕在化してきた背景には何があるのでしょうか?
☆☆☆“本源収束の意識潮流”と“現代科学の総括の必要性”の相乗的な顕在化
現在、供給過剰な市場状況から、人々の意識は脱物化へと移行しつつあり、物に限らず、本当に“みんなにとって必要か否か”という本源的な価値意識へと向かっています。節約志向(もったいない)や、健康・食・医に対する意識の変化(自然食、少食、医者にかからず病気を治す、脱薬etc)、または農業・地域ネットワークづくり等は、そういった、本源収束の流れの顕れでしょう。
そんな中での3年前の福島原発事故。これまでの科学信仰が一遍に崩れ、行き過ぎた科学技術に対する大衆の不信感・危機感は増大する一方です。現代科学の最高峰と信じられていた核開発技術は、今や人類を破滅へと向かわせようとする技術であり、これまでの現代科学信仰の成れの果てと言っても過言ではありません。
“これからの社会を創っていく子供たちの将来の為には、今までのようにお上・マスコミ・学者に任せていてはダメで、自ら考え、追求する必要がある。その為には、これまでの現代科学の総括と、みんなにとって本当に必要な科学とは何なのか?を追求する必要がある。”
このような脱現代科学の意識の顕れが、上記のような、現代科学では説明がつかない現象が次々に出てくることの背景に横たわっているのではないかと思います。
Q.では、この脱現代科学の潮流に必要なものとは何なのか?
自らの理論で生み出した失敗に対し、自らの理論(固定観念)で解決策を導き出せないのであれば、一旦その固定観念を捨てて、新たな視点(や理論)で可能性や解決策を追求する。本来、研究に携わる人、ことさら社会で生きる人であれば当然の営みです。
であれば、この脱現代科学の潮流の中で、みんなの本源的な期待に応え、現実の対象世界を追求し、可能性や解決策を導くには、既成の現代科学に替わる新たな発想や理論が必要になってくるはずです。
☆☆☆本源収束の軸上にある”微生物による放射能除染”という可能性 ⇒ 新たな理論が必要
特に現在、この“みんなにとって必要か否か”の軸上に「放射能除染」という課題は存在していますが、コンクリートやガラスで防ぐ、冷却するなどといった対応策に、極めて不整合感を感じ得ずにはいられません。この感覚は私だけでは無いと思います。
現代科学は「自然の摂理」を踏み外し、暴走しました [6]。であれば、今私たちが潜在的に求めている本源価値とは『自然の摂理に則っているかどうか』ではないでしょうか。
その中にあって、今あるあらゆる放射能除染の方法論の中で最も『本源収束の流れに乗った(=自然の摂理に則った)可能性』と、かつ『多くの実績』があるのは、“微生物の働きによる放射能除染”だと思います。
しかし、微生物による放射能除染の現実事象を、既成の現代科学から説明しようとすると、どうしても矛盾が生じます。
高嶋博士の放射能の除染を実証したデータを見て、何故「正統派」現代物理学派は、そんな事は「有り得ない!」「有り得ない!」と繰り返すのでしょうか?それは、「正統派」現代物理学がエントロピー単調増大法則という誤れる哲学を信じ、エントロピー減少要因である磁気を見ず、エントロピー増大要因である電気しか見ない為、「正統派」現代物理学派が原子核を弄くり核種を変更しようとすれば必ず熱核反応になってしまう、つまり「原爆」になってしまうからです。
または、既存の生物学、量子力学では、“微生物には「化学反応」しか起こせない。したがって、放射能を除染するような「核反応」など起こせるはずがない。”“核反応には大量のエネルギーが必要。だから、微生物にそんなことはできるはずがない。”などといったように。
しかし、前回記事 [2]で紹介した、佐野千遥教授の理論では、大雑把に言うと、負のエネルギーの存在を論理的に証明した(整合した)という理論で、その負のエネルギーというのは、N極子、S極子といった単極磁石であるが、負のエネルギーの存在から考えると、低エネルギーの微生物でも核変換も起こすことは可能であり、現実に起こっている微生物による放射能除染も理論的に説明できるそうです。
エントロピー増大(無秩序増大)過程の放射性物質の崩壊を生命体である微生物が分裂を排しエントロピー減少(秩序回復)過程に引き入れてしまうのが、高嶋博士の偉大なる御研究であります。
「自然の摂理に則っているかどうか?」
この本源的な意識が新しい理論の構築には必要ではないかと当ブログでは考えています。
新しい理論の創造とは、固定観念を妄信するのではなく、対象世界を広げて現実事実を受け入れ、注視し、潜在的な本源主体に照らしてその事実現象と固定観念の不整合を抽出する。その繰り返しの中で、統合されていくのではないでしょうか。
上記のような既成概念を覆す理論でもって、みんなにとって必要とされる新しい科学を創り上げていく必要があると思います。
※最後に、上記の佐野千遥教授が提唱している単極磁力子説をわかりやすく解説したブログ記事を引用します。
以下、飄(つむじ風) [9]より引用
宇宙は真空となっているが、真空とは何もないという説明である。何もないところに、何故、宇宙が質量を持つ物質が登場するのか? それはビッグバンという、これ又、訳の分からないマジック論理が登場する。
何もないのではなく、エーテルが存在するのである。
エーテルというのは、エネルギーであって、その特性は単極磁力子であるとの説は、説得性がある。それはN極子とS極子が存在する。それらは互いに逆の回転を持つエネルギー体であるとの論理である。そう解釈している。
これは分かり易い。
エネルギー体であるから、それ自体は目には見えず、質量も形態も為していないのであるから、真空(何もない)と考えるのは、人間として、ある意味、自然であるかも知れないが、それは素人の世界である。
物理学者は、E=MCの自乗と定義していながら、エネルギーの一面性しか論議していないのである。
エネルギーには、負のエネルギーが存在する。負のエネルギーとは何か?
作用反作用の法則で、素人は良く分かっている。直感的に分かるのである。あまり、理屈に凝り固まっている人には分かりにくいだろうが、素直に頷ける人も多かろう。
それがN極子であったり、S極子であったりするというのは、良く分かる。
両極子は静謐であれば、何もないが、運動を始めると始めてエネルギーとしての正体を現す。つまり、物質化するのである。陽子が出来たり、電子が出来たりする。素粒子となるのである。
そのように解釈している。中らずも遠からずであろう。反陽子、反電子も極子の運動形態による。又、中性子も同じ。
こう素人は、素直に解釈する。
静謐な両極子の状態が、エーテルなのである。それが動いてエネルギーとなり、物質化すると考えると矛盾はない。無から有などあろう筈もなく、有りて在るものしか存在はしない。
その姿が変幻自在するだけだ。
(引用終わり)