- 地球と気象・地震を考える - http://blog.sizen-kankyo.com/blog -

アレルギーを内的要因から考える

アレルギーを考えるに当たって外的要因については、『両親からの遺伝』から『生後、食物・生活環境中の物質への接触(触る・吸入・食べるなど)』への4段階(参考:『妊娠中のお母さんと赤ちゃんの関係 [1]』)があることなど、その大枠は押さえられてきたように思います。

では、アレルギーになるのはこの4段階の外的要因以外には原因はないのでしょうか?

その前に、恒例の、ポチポチ

ありがとうございます。

アレルギーを、Th1細胞とTh2細胞の生成バランスの問題として捉えている学説が多いですが、バランスの問題ではなくて、何らかの原因(社会不全→自律神経系or化学物質)によって免疫機能全体が機能不全になっているのではないでしょうか?

【アレルギー】Th1/Th2細胞のバランス説に対する疑問 [2]

免疫力低下によってアレルギーが増加しているのではないでしょうか。
勉強店で、アレルギー増加(免疫力低下)の原因図解(【図解】アレルギー増加の原因 [3]:参照)を外的要因及び内的要因の視点から追求してみました。
(※アレルギー遺伝については、増加の原因ではないので図解からは除外してます。)

【アレルギー増加の原因分析図解】
%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E5%9B%B3%E8%A7%A3%281%29.bmp

遺伝の問題を除外すると、アレルギー増加の原因は免疫力低下に起因していると思われます。

では、なぜ免疫力が低下するのでしょうか?

免疫力低下の原因は戦後の市場拡大に端を発していると思われます。
市場拡大は、やがて人々を個人主義へと収束されることになります。

【外的要因】
個人主義は己の地位や権利などの私権収束を強め、より豊かになるために飽くなき私権追求=快適・利便性の追求へと向います。
その結果、大量生産・大量消費(破棄)を招き、生産性を向上させる為に人工物質の大量投入へと向かうことになります。(『抗生物質まみれでアレルギーに!?』 [4]:参照)

この人工物質(化学物質)や都市化などは、よくアレルギー増加の原因としてよく耳にされる方も多いと思います。

【内的要因】
人々に蔓延した個人主義は、都市化などにより村落共同体の崩壊を招くことになります。
そうなると、村落共同体で得られていた安心感や共認充足などは得られるはずはなく、充足を求めてテレビやスポーツ、芸能などの代償物へと収束を始めます。

しかし、代償である限り本来の機能である共認機能 [5]の充足が得られるはずもなく、共認非充足となってしまいます。
これは現在のストレスに該当するのではないでしょうか。

ストレスと免疫の相関関係とは [6]
私たちのからだの機能というものは、それぞれが独立して動いているわけではなく、互いに影響しあいながら生命の維持活動をしています。

すなわち、精神系と神経系、そして内分泌系と免疫系それぞれが、相互に絡みあいながら、抑制しあったり、高めあったりしているのです。当然、どこかが乱れれば、それに呼応するように他の機能も乱れます。

たとえば、ストレスを受けると、大脳の視床下部に影響し、神経伝達物質が出されます。すると、免疫担当細胞が減少、あるいは抑制系の免疫細胞が増えるということで免疫力が低下、といったことが起こります。

重度のアトピー性皮膚炎やシックハウス、CSやMCS、花粉症に至るまで、実は、外的要因ばかりを探すこと=原因追究思考(原因⇒結果)が先に来て、可能性収束としての不全⇒収束の突破口を見出すことができずに改善されないことが多いと思います。

【化学物質過敏症 私の方法】というサイトの紹介1~原因追究ばかりの思考から可能性収束という実現思考へ~ [7]:参照

現在まで、外的要因ばかりに目を向けられていたようですが、内的要因である『心(自律神経系)と免疫の関係』についても、追求の必要がありそうです。
今後のテーマとしていきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後とも応援よろしくお願いします♪

by 村田 頼哉

[8] [9] [10]