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【年末・年始特別企画】科学の限界

atom [1]

 

 

 

 

 

 

 

 

今を生きる私たちは科学の恩恵を受けています。ここで言う科学とは西洋で発達したそれです。

 

1000年前と比べ、私たちは確かに、あり余るエネルギーを手にし、驚異の速さで移動し、膨大な情報を獲得し、寿命を数十年延ばしました。1000年前とも言わず、100年前と比較しても格段の〝進歩〟です。

 

では、現代の科学は万能でしょうか。この世のすべてを解き明かす「魔法の杖(つえ)」なのでしょうか。

 

そうではありません。

 

現代科学は、古代ギリシャ時代から西洋が連綿と積み重ねてきたものです。その追求方法は、例えば、原子から原子核へ、さらにクォークへと要素を細分化していくことです(この考え方を要素還元主義といいます)。しかし、細部の成り立ちはより細部を見つけることでしか、説明ができない。つまり本当の真理が分からない、堂々巡りの作業なのです。ある科学者はこう言います。「1つの解決を見つけると、10の問題が生まれる」。

 

私たちは現在、科学に裏打ちされた「テクノロジー」を使っています。しかし、本質や真理が解明できていない科学の上に載った、その「テクノロジー」をどうして安全に使用できるでしょうか。その際たるものは「原子力」であり、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリ、フクシマの悲劇です。

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1945年、アメリカ・ニューメキシコで行われた原爆実験。直後、現場にいたハーバード大の物理学者ケネス・ベインブリッジは、実験計画のリーダーだったロバート・オッペンハイマーに向かって、こう言った。

「これで俺たち全員、畜生になり下がったな」

 

――(「ビッグクエスチョンズ」マイケル・ブルックス著)

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要素還元主義の現代科学には限界があります。その科学を頭から信用してしまうと、取り返しのつかない結果を招くのです。

 

るいネット [2]」さんを参考にさせていただきました。。

 

 

 

 

 

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