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【キーワードは「3歳」! ジャンクフードは幼児のIQを下げることが発覚】科学を身近に☆NewStream

旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
junk-foods-72598.jpg [1]
(画像はコチラ [2]からお借りしました)
ついつい身体に悪いと分かっていながら食べてしまうジャンクフードですが、3歳時までにジャンクフードをたくさん食べるとIQが低くなるという。
ではその内容を詳しく見てみましょう!


以下ロケットニュース [2]より引用

そう発表したのは、イギリスのブリストル大学。彼らの研究によると、脳が最も成長する3歳までに栄養価が低いジャンクフードを食べ続けると、野菜や果物など栄養価の高い食事を摂った子どもよりIQが低くなるというのだ。
今回の研究は、1990年代前半に生まれた約1万4千人の子どもを対象に行われたもので、長期にわたる子どもの健康状態について調査した。子どもたちは8歳になった段階でIQテストを受け、そして親たちは子どもが3歳、4歳、7歳、8歳の時にどんな食べ物を与えていたかをアンケートで答えた。すると、そこには衝撃的な結果が待ち受けていた。
なんと3歳の頃の食事の中で、ジャンクフードの割合が最も高い上位20%の子どもたちが、栄養食品の割合が最も高い上位20%の子どもたちよりIQが5ポイント低かったのだ。
この研究を行っているポーリーン・エメット博士は、今回の結果を受けて「脳は最初の3年間で最も速く成長します。ですので、この時期の栄養価の高い食事は、脳に望ましい成長をもたらしてくれるのかもしれません」と話した。
また、脳の成長が減速する3歳以降は、食事を改善しても手遅れだという。実際に、今回の調査で4歳、7歳の頃の食事は、子どものIQに影響しないことが分かっている。つまり、3歳までの食事がその後の知能に大きく影響し続けるということなのだ。
最後に、ポーリーン博士は「今回の調査は、子どもに炭酸飲料、ポテトチップス、ピザなどを決して与えてはいけないと言っているわけではありません。ただそれらの食品が、食事の大半を占めてはいけないということです。幼児たちは普通の家庭料理や、自家製の新鮮な食べ物を食べるべきなのですが、問題は食べ物について私たちが無知になってしまったこと。いちから食べ物を準備することをみんな恐れています」と話し、食育の大切さを改めて親たちに訴えかけた。
その手軽さ、中毒性からファーストフードが氾濫する今、子どもたちの将来、そして自分たちの健康のためにも、家庭での食事のあり方を問いただしてみてはいかがだろうか。

■母乳は人工乳に比べて脳の発達を促進する
以下、るいネット [3]より引用

彼らは、同様の社会経済的背景を持った133人の10ヶ月から4歳までの子供を、母乳のみで育つ子供、母乳と人工乳で育つ子供、人工乳のみで育つ子供の3グループに分けて調査を行った。すると、母乳のみは母乳と人工乳より、母乳と人工乳は人工乳のみよりも、また母乳を与える期間が長いほど子供の脳の成長を促進させることが示された。Deoni博士によると、母乳と人工乳による成長差は20~30%にも及ぶという。これまでの全ての研究結果と今回の研究結果を合わせることで、母乳での育児は確実に好影響を与えるだろうという。

■ポイント
・脳は最初の3年間で最も速く成長
・脳が最も成長する3歳までに栄養価が低いジャンクフードを食べ続けると、野菜や果物など栄養価の高い食事を摂った子どもよりIQが低くなる。
・母乳を与える期間が長いほど子供の脳の成長は、人工乳に比べ20~30%促進する。


■参考リンク
小児うつ [4] 
『次代に求められる共認形成力とは 第4回~共認形成力の根幹、共認回路を育む日本の子育て~ [5] 
母乳は人工乳に比べて脳の発達を促進する [3] 

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