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今週の科学ニュースを紹介します。
(画像はコチラ [1]からお借りしました)
マンガや映画などで時々見かける、地球によく似た惑星。
実際に宇宙には地球に似た惑星が存在するかもしれません。
以下、『ナショナルジオグラフィック [2]』より引用します。
米航空宇宙局(NASA)の研究チームは4月18日、恒星から適度に離れた公転軌道をもち、生命の誕生に適した温度や水のありそうなハビタブルゾーン(生命居住可能領域)で、地球に似た3個の惑星を発見したと発表した。
NASAの宇宙望遠鏡ケプラーが観測したもので、発見したのは地球から「こと座」方向に1200光年離れたケプラー62恒星系にある惑星62eと62f、さらに「はくちょう座」方向に2700光年離れたケプラー69恒星系にある惑星69c。
このうち62fは地球の1.4倍の大きさで、公転周期は267日。岩石でできており、これまでに知られたハビタブルゾーンにある太陽系外惑星のうちでも最も地球サイズに近い。
62eはその内側の軌道を122日で公転し、地球の約1.6倍の大きさで、岩石から構成される。
69cは地球の1.7倍の大きさで、何からできているかは不明だが、公転周期は242日と、太陽系の金星(公転周期約224日)に近い。
こうしたハビタブルゾーンでの“岩石惑星”の発見により、地球のように生命を育む海が存在する可能性もあるという。
ケプラーは2009年3月に打ち上げられた。惑星が恒星の前を横切るときの明るさの変化の観測を15万個以上の恒星について行い、これまでに約20.5光年離れたグリーゼ581や約36光年離れたHD85512などの恒星系で計2740個の太陽系外惑星を見つけ、うち122個の惑星を確定させている。
【ポイント】
恒星から適度に離れた公転軌道をもち、生命の誕生に適した温度や水のありそうなハビタブルゾーン(生命居住可能領域)での“岩石惑星”の発見により、地球のように生命を育む海が存在する可能性がある。
<関連投稿>
・【地球の海水の起源】~惑星における水の形成~ [3]
・【地球のしくみ】22~大気編(8)~生物の多様な適応放散には、「酸素呼吸」の進化が深く関わっている [4]