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【ブルーライトの人体への影響~ブルーハザード】科学を身近に☆NewStream

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(画像はこちら [2]より引用)
旬の話題から自然の摂理が学べる!科学を身近に☆NewStreamです。
今週の科学ニュースを紹介します。
学校やオフィスではPC,家ではスマホやテレビという環境が当たり前になり、『目が疲れた』という経験はみなさん多いはず。実は、発光するディスプレイからのブルーライトが原因だというのです。最近では、PC作業から目を保護するために、「ブルーライトカット」機能をうたうメガネが話題となっています。
■ブルーライトとは?
[3]
(画像はこちら [4]から引用)
ブルーライトとは? [5]より引用します。

可視光線の中で、380nm~495nm(ナノメートル)の青色光のことです。可視光線の中で、最もエネルギーが高く、眼の角膜や水晶体で吸収されずに、網膜まで到達します。近年普及しているLEDには、このブルーライトを多く含んでいます。
(中略)
紫外線にもっとも近いエネルギーを持ち、網膜まで届く光が「ブルーライト」ということになります。

「ブルーライトなんて昔からあるじゃないか!」という意見もあると思いますが、実はこれまでは太陽や照明からの光は物体で拡散され和らげられており、光源を直視することはありませんでした。
どのような影響があるのでしょうか??
いつも応援ありがとうございます


ブルーライトの人体への影響 [6] より引用

パソコンのモニター画面のように、人工的な光源から発せられるブルーライトを長時間見続けるライフスタイルは、ここ数年の間に広まったものです。よって、ブルーライトの人体への影響は、まだ予測の域を超えていません。
しかし、理論から考えて、以下のことが懸念されています。
1. 目に対する影響
紫外線の目に対する影響は認められています。紫外線に最も近い性質のブルーライトに長時間接した場合、網膜に変性が起きる可能性が考えられます。また、波長によりその屈折の特性から、ピントのズレか生じます。とくに青色光はピントのズレが生じやすく、その結果、画像のチラつき、まぶしさといった現象が生じます。それにより、目の疲れや不定愁訴、あるいは頭痛などの症状に発展する可能性が考えられています。
2. サーカディアンリズム(生体リズム)への影響
多くの生物が24時間の(あるいは何らかの)生体リズムを持っていると考えられています。人間の場合、朝日の青色光により体が目覚め、夕暮れのオレンジ色の光でやすらぎを覚え、暗闇と共に眠りにつく、といった光による周期が生体リズムに大きな影響を与えているとされ、近年では宇宙飛行士の健康維持にも明暗のサイクルが用いられています。
現代人の生活環境では、室内照明のほか、夜間にパソコンやゲーム、テレビ、ケータイ電話といった光源からの光刺激に曝露されており、これらが不眠や生体リズムの狂いに影響を与えているのではないかと考えられています。
3. その他の影響
光刺激とさまざまなホルモン分泌の関係が認められてきており、自律神経などの神経系から、脳機能への影響など、ブルーライトの健康への影響について今後注意深く研究していくことが必要と考えられます。
また、近年、第三の光受容体が発見され、それが青色光に反応するものであることや、また、長寿遺伝子のサーチュインとの関係など、さまざまな研究が進んできています。

■ポイント整理
①ブルーハザードとは、ブルーライトを含んだ光源を直視することが原因
②ブルーライトは網膜を変性させるなど目の直接的原因となる
③ブルーライトは自律神経に永久を与え生体リズムを狂わせ睡眠障害の原因となる


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