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【気象シリーズ】 コラム:地球温暖化対策を騙った「気象戦争」に備えよ!

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(画像はこちら [2]からお借りしました。)
前回、旱魃続きのアメリカで地球温暖化を信じる人が再び増加中 であるという記事を紹介しました。
そもそも温暖化か寒冷化かといったことは「信じるかどうか」という次元の問題ではないのですが、このような報道自体が、「地球温暖化」が「科学問題」ではなく「政治問題」であることを意味しているのではないでしょうか。
以前も「地球温暖化対策をかたった気象操作の問題性」について投稿しましたが、もっと妄想的な「温暖化対策をかたった気象操作プログラム」が多数存在しています。
 
「地球温暖化に抗する」クレージーな地球工学的計画ベスト10:画像ギャラリー」 [3]
より主なものを紹介しましょう。

★ハリケーンの制御
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イスラエルにあるヘブライ大学の気象物理学者Daniel Rosenfeld教授が2007年7月に発表した研究によると、ハリケーン『カトリーナ』の下部に微細なエアロゾルを供給していれば、暴風雨を弱め、またニューオリンズを迂回させられた可能性があるという。ただし、暴風雨の制御は、一歩間違うと法的責任を問われる可能性があることから、こうした計画はまだ仮説の段階にとどまっている。ハリケーンの制御を目指すマサチューセッツ工科大学(MIT)のMoshe Alamaro氏は、リスクマネジメント専門の教授から法律面での助言を得ている。

★雲を作る無人船団
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太陽光は地球を暖めるが、空を低く覆った厚い雲は太陽光を反射する。そこで、米国大気研究センターの物理学者John Latham氏と、イギリスのエディンバラ大学のエンジニアStephen Salter氏は、地球上の温度上昇を抑えるために雲を作ろうと考えている。Latham氏は2007年10月、自動推進式の無人船団が世界中の海を巡り、海水を上空高く霧状に噴射して雲の種をまくという構想を説明した。この船が1000隻あれば、世界の二酸化炭素量の倍増が引き起こす気温上昇を相殺できる、とLatham氏は話す。Latham氏とSalter氏は最近、気象モデリングの権威であるPhil Rasch氏の協力を得て、この船団が降雨量など気象系を混乱させる可能性があるかどうかを判断することになった。

★人工赤潮を作成
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鉄分や尿素などの栄養物を投入(日本語版記事)したり、深層水を海の表面に汲み上げたりといった海洋施肥によって、プランクトンを、赤潮(写真はニュージーランドのケープロドニー付近で自然発生したもの)のように大量発生させ、二酸化炭素を摂取させよう、という計画がある。プランクトンが死ぬと、炭素を抱えたまま海の底へと沈んでいく――ことが期待されている。これに対して、プランクトンは吸収する以上に多くの二酸化炭素を排出する可能性がある、という批判がある。また、たとえうまくいっても、大量の二酸化炭素が海を酸性化する可能性もある。カリフォルニア州に本拠のある2つの企業、Planktos社とClimos社が商用化の姿勢を見せたことで、海洋施肥は2007年に、地球工学の計画としては最も幅広く議論された。

★ピナトゥボ山の噴火を人工的に再現
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フィリピンのピナトゥボ山が1991年に噴火したとき、太陽光を遮り地球を冷やす硫黄化合物がおよそ1000万トンも大気中に放出された。ノーベル化学賞を受賞したPaul Crutzen氏ほか多くの科学者が、この自然の活動を人工的に作り出せるのではないかと考えている。ロケット、飛行機、巨大な大砲、さらには人工の火山を使って大気中に微粒子を噴出させ、地球の温度を10年以内に20世紀初頭のレベルにまで下げられるかもしれないというのだ。

ここではHAARPは取り上げられていませんが、「人工火山」や「人工赤潮」や「人工雲」はそのまま十分「気象兵器」となりうるものです。このように「地球温暖化」というお題目を偽装した「気象兵器開発」が進んでおり、既に一部では実験的に行われていると考えるべきでしょう。
何故ならば既に「核や細菌兵器等を使った表向きの戦争は世界共認からみて実施しにくい状況があり」それでも「戦争によって利益をあげたい」ともくろむ勢力があるとすれば「見えない戦争」をしかけてきてもおかしくないからです。
このような話をすると「陰謀論だ」というような反論が帰ってくることが多いですが、世界の指導者の中にはこうした「気象戦争の可能性」を「ソフトな戦争」として示唆する人もいるのです。
以下、AFP通信に書かれたという英文記事を引用したサイトからの転載です。(翻訳は私たちの仲間で行いました)「Watts Up With That?」 [8]より引用

イラン南部の干ばつは、西洋によってイスラム共和国に対して始められた「ソフト戦争」の一部です。ファールスの通信社は月曜日のイラン副総裁の言葉を引用しました。「私は国内南部の干ばつを疑っている」と、イランの文化遺産および観光旅行機関のトップであるハッサン氏は、気象庁の新しいチーフを迎えての式典で発言した。「世界規模の傲慢な人たちと植民地開拓者(西洋諸国のことを指してイランの政府当局が使用する言葉)は、技術を使用して、イランの気候条件に影響を及ぼしています。干ばつは、深刻な問題であり、ソフト戦争は明白である。干ばつの被害は、正常ではありません。」

イランの副大統領の公式見解である。勿論、是非は確かではないが、このような可能性を公然と発表する国家指導者がいるという事実を私たちは直視する必要があるだろう。
少なくとも、穀物高騰は引き起こされているし、他方でイラン等中東諸国はそれに対する防衛策を打ち出しているのだ。日本も最低限の食糧自給策を打ち出さなくてはどうしようもないだろう。TPPなんて暢気なことを言っている場合ではないのだ。

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