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『次代を担う、エネルギー・資源』バイオプラスチックの可能性6 ~「バイオマス循環サイクル」社会の構築~

○石油から木材へ
前稿より
>木材の生産期間と消費期間がバランスする「バイオ循環サイクル」を構築する必要があります。
石油に代えて木材でプラスチックを生産することが、「バイオマス循環サイクル」社会の実現に繋がるかどうかを検証するために、木材の可能性を探って見ました。
木材は
①石油と比較して生産スピードが著しく速く(生産期間:石油は数億年意対して、木材は百年程度)自然の摂理に適合した「生産期間=消費期間」=「バイオマス循環サイクル」社会を実現できる可能性が極めて高いバイオマスです。
②日本には石油は皆無ですが、バイオマスの中でも日本に大量に存在している資源です。
③木造住宅・家具・建設資材等の大量需要が存在しています。
④間伐財、建築用廃材、家具廃材から紙やプラスチック、エネルギーに変換する事が出来、石油依存を軽減できる可能性が秘められています。
更なる効用として
⑤衰退している林業の活性化が図れます。
⑥衰退産業=林業活性化、建設業界等の雇用の受け皿になります。
バイオマス循環社会の実現を阻害する「市場の壁」(前稿参照)を突破できる可能性が見えてきたのではないでしょうか。
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○バイオマス循環サイクル社会のイメージ
バイオマス循環社会の根幹は
木の生育期間を50年(バイオナスの生産期間)とすれば、「木材製品(住宅・家具等)」⇒「紙・プラスチック」⇒「再生紙・再生プラスチック(再生の繰り返し)」で利用する期間=バイオマス消費期間も50年とする。即ち、生産期間=消費期間となることが大前提です。
これを実現するためには、林業の再生・廃材の収集・バイオプラスチックの技術開発・製造企業の育成等に国家レベルでの取り組みが必要となります。
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画像の確認 [1]
次稿は、現状の政策の押さえから実現のロードマップを提起したいと思います。お楽しみに!!!

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