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健康=元気の素ってなんだろう?その7~共感は、言葉を持たないサル時代から始まった②~

健康=元気の素ってなんだろう?その7~共感は、言葉を持たないサル時代から始まった①~ [1]
皆さん、読んで頂けました~ (まだの方はぜひ①からどうぞ 😀 )
s_142.jpg
サル時代の話にちなんで、可愛いおサルをチョイスしてみました なんでやカード [2]がネットで購入できます
前回は、共認機能を獲得する前のサルたちが、どんな状況に置かれていたかをおさらいしました
今回は、その状況下で、どのように新たな機能を獲得していったのかを明らかにしたいと思います
いつも応援頂き、ありがとうございます
     


前回の最後に出てきた、縄張りを確保できなかった、弱オスザルたち
かれらはどのように現実に適応していったのでしょうか 🙄
それには、いくつかの段階を経ているんです
 
本能レベルでの変化

不全感の塊であった境界空域の弱オスたちは、適応欠乏に導かれて強く追従本能に収束する。
しかし、互いに追従し合っても、誰も(縄張りの確保あるいは不全感の解消の)突破口を示すことは出来ない。
そこで、わずかに可能性が開かれた(=不全感を和らげることのできる)親和本能を更に強化し、追従回路(アドレナリンetc.)に親和回路(オキシトシンetc.)が相乗収束した依存本能に収束してゆく。

 
単体では突破できない中、弱オスたちは、
追従本能の解除+親和本能の強化⇒依存本能に収束
していったんですね
 
 
しかしながら、身を寄せ合うことで、不全感を和らげることは出来ましたが、この本能ではどうにもならない状況を突破するまでには至りませんでした
 
依存しあう中で見つけた同一視

こうして、依存収束⇒期待収束し、互いに相手を注視し続ける内に、遂に相手も同じく依存し期待している事を発見し(探り当て)、互いに相手の課題=期待を自己の課題=期待と同一視して理解し合うに至った。
  (中略)
この様に、不全感を揚棄する為に、相手の課題=期待を自己のそれと重ね合わせ同一視することによって充足を得る回路こそ、(未解明だが、おそらくは快感物質βエンドルフィンを情報伝達物質とする)共感回路の原点である。

そう 共認機能の前には、まず『相手を同一視し、期待に応えあう充足』共感回路が原点にあったんです 😮
その後、真猿時代になると、この共感回路をベースに、規範や役割を共に認め合い、集団を形成していく共認機能を生み出していきました。
%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%AB.jpg [3]←真猿はこんな感じ
 
 
観念機能を持たない原猿の段階から、言葉で伝えなくても、深い潜在思念の部分で既にお互いの感覚を一致させることが出来ていたとは驚きです
逆に人類は、この純粋な共感回路に、誤った観念が色々塗り重なっているから、サルのような潜在思念上の共感をイメージするのは難しいのだそうです:-(
 
誤った観念により人類は、この共感の部分も、気づけなかったり、間違えてしまったりします
でもね 私たちにも、ちゃ~んと、この共感回路は備わってる
共感回路⇒共認機能⇒観念機能】
 
ということは、この“共感”をどれだけ擦り合わせられているかで、共認の深さもかわってくるんです
そこは、人類の最先端機能“観念機能”を使って、新しい観念でどんどん擦り合わせていけるというのも、また人類の新しい可能性ですね

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