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人工物質が肉体を破壊してゆく その8 野菜が糖尿病を引き起こす

このシリーズを扱っているグループでは、常日頃食しているものが、「限りなく人工物質に近く、相当危険」と分かり、ジャンクフード食が急速に改善されて行ってま~す(笑い) 
 
で、今回は、「ビタミンCが豊富、植物繊維でお腹の中をお掃除」と、その効用が言われている生野菜、新鮮サラダです。 
 
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生野菜は「人工物質」? 何が危険で、糖尿病に結びつくの? ちょっと深く追求しましょう! 
まずは、るいネット [1]の鋭い投稿から。 
 
野菜が糖尿病を引き起こす [2]

るいネットで砂糖・塩・牛乳・マーガリンと言った食べ物の危険性が指摘されて来た。じゃあ、野菜・魚と言った生物を食べていれば大丈夫なのか?と考えるが、どうも生野菜も危険らしい。 
 
以下、河野武平氏「野菜が糖尿病を引き起こす」より抜粋。 
 
>野菜を育てるには窒素成分が必要で、そのためには窒素肥料を投入する。野菜がそれを吸収し生長する。それまでの過程で、窒素成分は様々な形に変化するが最終的には亜硝酸に変化する。これは、ガンを誘発するなど人体に極めて有害な物質なのである。しかも、日本の野菜に含まれる硝酸塩濃度は、手遅れになりかねないほどの危険レベルに達しているのだ。東京都は1986年からの調査に関して「硝酸塩、亜硝酸塩がガンに影響する」と検査目的を明記している。
20年以上にわたる膨大なデータをまとめた表のうち、次の数字だけ、しっかりと記憶にとどめていただきたい。
チンゲンサイ  16000㎎/㎏

野菜に含まれている「硝酸塩」がその真犯人にようですね。 
 
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1.野菜からの硝酸塩を大量にとると死に至る

これは、野菜に含まれる硝酸塩を1㎏当たりに換算したデータで、これまでの検査の中で最高の数値を示している。世界保健機構(WHO)は、硝酸塩の単独致死量を4gと定めているから、たったの<チンゲンサイを>3株食べただけで人間が死ぬ計算になる。    >硝酸塩は、ごく普通の健康体であれば、一定量は小水として排泄されてしまうが、多量に摂取すると、排泄が間に合わず体内に残留してしまう。そして、硝酸塩を体内に取り入れたために、死亡事故もおきている。 WHOによれば、第二次世界大戦から1968年まで約2000件の中毒事故があり、160人の乳幼児が死亡している。1950年から1965年ごろにかけて欧米ではホウレンソウが原因で乳幼児の中毒事件が相次いだ。全米で1600の症例が報告され、83の論文に死亡例が出ている。

野菜の硝酸塩は、草食動物にとっても危険なもので、佐賀県の小学校では、キャベツを食べ過ぎたヤギの死亡事故が起こっています。
同一野菜のやりすぎ注意 ヤギ死因は硝酸塩 [3] 
 
2.硝酸還元菌が作り出す「亜硝酸塩」が、危険物質の正体

>硝酸塩は体内に入ると亜硝酸塩に還元される。
すると、胃の中で肉や魚に含まれるアミンと結合してニトロソアミンという発ガン物質をつくってしまう。そればかりか、硝酸塩は血液に入るとヘモグロビンの鉄分を酸化させ、血液が酸素を運べなくなる。
特に危険なのは、硝酸還元菌を殺す胃液が充分に分泌されない乳幼児だ。

野菜に含まれている硝酸塩は、人の体内にいる硝酸還元菌により、亜硝酸塩に変化します。 
 
[4]
ポップアップです。 
 
①野菜に含まれる硝酸塩が、大量に体内に摂取される。
②胃腸の中の硝酸還元菌が作用して、亜硝酸塩に変化する。
還元とは相手から酸素を奪うこと。だから、硝酸塩(ANO3)を亜硝酸塩(ANO2)に変化させる。
③この亜硝酸塩は、奪われた酸素を取り戻そうとします。だから、血液中で酸素を運んでいるヘモグロビンに対して攻撃するのです。ヘモグロビンはこの攻撃を受けると酸素を運べない性質に変ってしまいます。
④大量のヘモグロビンが酸素を運べない性質に変ってしまうと、死に至るのです。
⑤特に、乳児では、硝酸還元菌の活動を抑制する力をまだ獲得できていないので、野菜からの硝酸塩の摂取は、大変危険なのです。
⑥欧米での硝酸塩による乳児死亡は、野菜ペーストを使った離乳食が原因でした。
⑦また、この亜硝酸は、インシュリンを生成する膵臓の分泌細胞を攻撃するので、インシュリン分泌の障害(=糖尿病)を起こします。 
 
3.化学肥料・窒素肥料の大量使用が、野菜の硝酸塩を増加させる 
 
野菜の生長には、窒素成分が必要です。細胞の重要要素であるたんぱく質や核酸には窒素成分(その一つが硝酸塩)が必要なのです。 
 
植物はこの窒素成分を、土中にある硝酸塩(硝酸イオン)やアンモニア塩(アンモニアイオン)を吸収することで摂取している。
そして、細胞活動(光合成活動)が最も活発な葉っぱでは、成分ストックとして硝酸塩を貯めています。(当然ですね!) 
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土中の硝酸塩が少なければ、葉っぱのストックが少なくなり、細胞活動がスローになります。つまり、生育に時間がかかるのです。(図は、農林水産省の硝酸塩について [5]からです。) 
 
商品作物として、葉もの野菜を栽培する場合、野菜の生育期間を短縮することが必須になります。効率重視ですね。
そこで、窒素肥料(硝酸塩肥料)を過剰に投入し、土壌の硝酸塩濃度を高めます。野菜は、急速に硝酸塩を吸い上げ、葉っぱに大量にストックし、急速に生育します。当然、硝酸塩ストックは多いのです。
そして、この状態で、野菜を収穫し出荷します。 
 
例えば、露地栽培ほうれん草は、60日で収穫出荷となりますが、施設栽培・促成栽培では、半分の30日で収穫出荷します。 
 
結果は、大量な硝酸塩を含んだ野菜が、店頭に並ぶことになります。 
 
結論:過度の市場原理が、野菜の危険を生み出している 
 
戦後、主食のコメではなく、現金収入の大きな野菜栽培が盛んになります。この野菜栽培では、産地間の市場競争が起こり、如何に早く出荷するか、自然の収穫期をはずして、希少価値を高めるかが競われました。この市場競争が、化学肥料の大量投入・結果としての硝酸塩過多の野菜になっているのです。

>硝酸塩に関しては現在、全く規制がない。また、輸入野菜に関しても同様。硝酸塩が悪化させるといわれる病気は「糖尿病」「境界域糖尿病」「慢性透析の疾患」「腎臓、膵臓の疾患」「アトピー性皮膚炎」「ガン」「胃炎」「甲状腺の疾患」「アルツハイマー病」が上げられる。 
 
~抜粋終わり 
 
生物に欠かせない「食」が市場原理の中で、安全性を無視した有害なもの=毒として生産されている。
まさに人類の未来をかけて闘っていくべき共認闘争の対象である。

野菜生食の由来は、戦後のGHQの占領政策が関係している。
彼らは肉食である。肉は酸性なので、それを中和させる野菜や牛乳が必要になる。そこで、生野菜を調達しようとした。日本の野菜は、下肥を使っていたが、彼らは「下肥野菜」を敵視し、化学肥料の野菜栽培を奨励したのである。 
 
ここにも、米国市場主義による食の破壊が存在します。
参考:GHQが生み出した「サラダ記念日」 [6] 
 
なお、硝酸塩が大量に含まれている葉もの野菜は、ゆでることで半分位の硝酸塩を除去できます。
やはり、ほうれん草は、日本伝統の調理法/胡麻あえオヒタシが一番です。

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