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日本人は何を食べてきたか 第三部 part2  ~梅干~

ごはんとともに食されてきた副食。その第二弾は漬物 [1]に続いて梅干です。 😀
               
梅干も発酵食品ですが、その存在は非常に古く、奈良時代以降では日常的生活のなかで多くの役割・効用を果たしてきました。
             
そして現在では、健康食品としても考えられています。
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梅干を見ただけで、唾液の分泌が促進されることは皆さん経験がありますよね。 これによって消化が、より促進されることになります。
        
また病人食はおかゆと梅干が定番であるように、ごはん との組み合わせで梅干には様々な効用が期待できるのです。
        
今回はこの梅干の効用について考えてみたいと思います。
ではその前に ポチッとお願いします。


効用の前に、梅干の歴史を辿ってみるともともとの由来は中国からのようです。
           
■梅干の歴史
             
梅干は中国から渡来したといわれ、紀元前200年頃のものという馬王堆からも、梅干しが入っていたと考えられる壷が出土しています。(ウィキペディアより) [2]
また遣隋使が持ち帰ったと言われるものも今日のような梅干を持ち帰ったわけではなく、「鳥梅(うばい)」という未熟な梅の実をいぶして作られた薬として使用されていたものだったようです。(うめうめネットより) [3]
梅干は奈良時代から徐々に広まりはじめ、戦国時代には戦の携帯食糧として用いられていた。庶民にまで広がったのは江戸時代だった様です。(なんでも梅学 日本人と梅干の由来より) [4]
                   
梅干は古来から食され、あるいは薬 として活用されたようですが、その効用はどのようなものだったのでしょうか。 🙄
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■梅干がもつ6つの効用
                 
健康食品とも言われ、ごはんには欠かせない「梅干」は、さすがに古来から今日まで日本人に愛用されているだけのことはあり、大きく6つの効能があるようです。
以下「梅干の効能:一日一粒の梅干で健康回復:梅干の効能(荒牧麻子先生)」 [5]より引用。

梅干の効能(荒牧麻子先生)
梅干しがもつ驚異的な働き
ヘルシーでおいしい和食が、世界的なブームになっています。本家である日本でも、和食のよさが再認識されつつあります。その和食を代表する食品が梅干しです。
梅干しは納豆や豆腐などと同じように、すぐれた発酵食品であり、加工食品です。健康志向が強い今、もっとも注目されている食品といっても過言ではありません。
そこで、梅干しを食べると、どんなふうにからだによいのかをざっと検証してみることにしましょう。以下の内容を順にご紹介します。
6つの効能
●梅干は疲労を回復 [6]
疲労の原因は体内に蓄積された乳酸。これを分解するのに効果的なのがクエン酸で、梅干にはこれが豊富に含まれます。
クエン酸は、乳酸を水と二酸化炭素に分解して、体外へ排出する働きがあります。しかもクエン酸には、ブドウ糖が分解されるのを抑制し、乳酸そのものをエネルギーのもととなる物質へ変化させていく働きもあります。
つまり疲れのもとを取りながら、さらにエネルギーをも生み出すのがクエン酸というわけです。
                          
●梅干は動脈硬化を予防 [7]
梅干は、乳酸を分解するクエン酸が豊富だと述べましたが、乳酸はまた動脈硬化の原因にもなっています。
また最近では、クエン酸そのものに、血圧を下げる働きがあることもわかってきました。
                      
●梅干は活性酸索を撃退 [8]
生活習慣病の原因の一つに活性酸素があります。この活性酸素を減らす働きがあるのが唾液の中に含まれるグルタチオンペルオキシダーゼとカタラーゼという酵素です。
これらの酵素は、発ガン性物質の毒素も消す働きがあります。
唾液は、自然に分泌された量よりも、食べ物によって刺激されて出てくるもののほうが多いという特性をもっています。
しかも梅干によって刺激された唾液は、質量ともにすぐれているという研究報告もあります。
梅干を見て、「すっぱいと思わずツバが出る」感覚や、梅干を食べるときに自然に出る唾液は、活性酸素を撃退するという、からだにたいへんよい効果をもたらしているのです。
                    
●梅干は便秘を解消 [9]
梅干を毎日食べると、便秘が自然に解消されていきます。これは、梅干に胃腸の蠕動運動の働きを活発にする効果があるからです。
また、殺菌作用もあります。細菌は酸に弱いため、クエン酸の強い酸性に
よって殺されてしまうのです。
                
●梅干は二日酔いを解消 [5]
二日酔いは、肝臓のアルコール処理能力が追いつかず、血液中の酸素が不足するために起こるものです。
(中略)
梅干には、胃腸の粘膜を保護する働きがあります。アルコールは胃腸から吸収されるので、梅干を食べることによって、胃を守ろうとする生体防御作用に働きかけ、胃腸を保護する粘液の分泌を高めることができます。
つまり、お酒を飲む前に梅干を食べておくと、胃の粘膜が保護されるため、アルコールの刺激を緩和できるのです。
また、飲みすぎて、二日酔いになってしまったときに食べると、荒れた胃の粘膜の修復が早くなります。
さらに、二日酔いになると体内は酸性に傾きますが、アルカリ性食品の梅干しを食べると、からだが弱アルカリ性に変わり、二日酔いの回復を早める効果があります。
                    
●梅干は食中毒を防ぐ [10]
梅干は、戦国時代には兵糧として必需品でした。合戦におもむく兵士たちは、にぎり飯に梅干を入れ、腰につけて歩きました。
なかでも豊臣秀吉は梅干を「息合の薬(いきあいのくすり)」として重用したといいます。先人は、梅干の腐敗防止や疲労回復の作用を体験的に知っていたということです。
冷蔵・冷凍などの保存技術が発達している今でも、細菌性の食中毒にかかる人は少なくありません。
病原性大腸菌0-157をはじめとした、サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌などの食中毒を引き起こす細菌は、味やにおいなどがほとんどなく、なかなか細菌の有無の判断ができません。
梅干に含まれているクエン酸は、こうした細菌を抑制する働きがあります。つまり、梅干には食中毒菌の増殖を抑える働きがあるということです。
「梅はこんなにからだにいい(管理栄養士 荒牧麻子 監修)」より引用

じつは梅干の効能にはクエン酸が大きく影響しているようですね。
では、クエン酸とはどんな働きをもつのでしょうか? 🙄
■クエン酸の効果的な働き
             
酢や柑橘系フルーツ、梅干などすっぱい食べ物がカラダにいいことで注目されています。その根幹は「クエン酸」。クエン酸のもつ効果的な働きとは何でしょうか?
実は私達の体内にはクエン酸回路(=TCA回路)と呼ばれるカラダを動かす重要なメカニズムがあり、これが作用してるらいしいのです。
以下gooヘルスケア からだにいいコトバ事典 [11]より引用

 ●クエン酸サイクルを働かせる
それにしても、クエン酸を摂ると、なぜ疲労回復するのでしょうか。
それはクエン酸回路(=TCA回路)と呼ばれる、私たちの体を動かす重要なメカニズムにあります。
クエン酸回路は、エネルギー生産工場。食物から摂取された栄養素が、クエン酸などの8種類の酸に分解され、その分解過程でエネルギーが生産されます。そしてクエン酸は、このエネルギー回路を回すための着火材のようなもの。クエン酸回路が活性化していれば、どんどんエネルギーは作り出されていきます。
(中略)
でもクエン酸の働きは「疲労回復」だけではありません。まだまだ物凄い働きがあります。
              
●クエン酸のキレート作用
キレートとはギリシア語で”カニのはさみ”という意味です。現代人に不足しがちなカルシウムなどのミネラルは、体に吸収されにくいのですが、クエンと一緒に摂ると、クエン酸がカニのはさみのようにミネラルを包み込んで結合し、その吸収を助けてくれます。
           
新居裕久先生 新宿医院院長・医学博士
新宿クッキングアカデミーの校長も兼ね、健康(医療)と食事(栄養)に関する第一人者。”医食同源”の生みの親

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梅干に含まれるクエン酸、その効用が梅干を健康食品と言わしめている要因のなのではないでしょうか。 😀
                   
日本人は古来からごはんの副食としてあるいは保存食として梅干を愛用してきました。
この梅干に含まれるクエン酸が大きな役割を果たしているのですが、古来の日本人は日々の食生活の中でこの効用を実感しながら、本日まで引き継がれてきたのでしょう。

                 
クエン酸の効果と記憶により、梅干を見ただけで唾液の分泌が促進され、ごはんの消化も促進される相乗効果があります。また疲労を回復させるなど、多くの効能もあるのです。
                 
今や西洋食が中心となり、日本人の食事形態も大きく変化していますが、ごはんと副食、そのなかでも相性のいい「梅干」を見直す必要がありそうです。 🙄
                   
梅干(とそれに含まれるクエン酸)は偏った食生活に陥った日本人を救うと言っても過言ではないのです。 😛

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