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お産も子供も、“みんなのもの。”~お産を本気で追求したいその5~

みなさん、こんにちは~
今日は、お産シリーズ第5弾です
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今日は、お産の医学的(産科学的)な知識と、
私たちが教科書にしている『分娩台よ、さようなら』大野明子さん(筆者) [1]の考え方を紹介します
まず、第一弾・・
妊娠初期に病院にかかって、比較的頻度が高く遭遇しそうな以下3点について、扱います
      流産 出生診断 中絶
・・・調べてみて 感じた のは・・・、
現代女性は、当然ある○○を受け入れられなくなっているということ!
何でも、自分の思い通りにしようとしているように感じられたのです!
どういうこと??
それは、なんで??
どうしたらいいの??

一緒に考えていきましょう
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(ありがとうございます


流産
流産の起こる頻度は 全妊娠の約15%
起こる原因は、なんだと思いますか??
よく聞くのが、
「私が、無理に働いていたから・・
「私が、自転車に乗ったから・・ 」など。
自分(お母さん)のせいにして、ノイローゼ やトラウマになってしまうケースもあるそうです。。。
でも実は、原因のほとんどが「赤ちゃん側 」にあります。
主には、静精子卵子の分裂過程中の染色体の異常 のようです。

人間も自然界の生物のひとつ。突然変異や自然淘汰としての異常も一定の割合起こります自然の摂理

出生前診断
妊娠が確定したらば、定期検診 に通うことになります。
そのうちに、病院ではいくつかの検査 をすすめているようです。

トリプル・マーカー・テスト・・・妊娠15~16週までに行う。母親の血液検査 。ダウン症や無脳児、脊髄破裂などの重病が発見できます。

羊水検査・・・妊娠22週までに行う。母親のお腹に針を刺して、羊水を抽出。(破水の危険アリ)染色体の異常がを発見できます。
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超音波検査・・・妊娠20週までに行う。これはみなさんよくご存知の赤ちゃんの体の様子をエコーで見るタイプです。赤ちゃんのカラダを見て、奇形を発見する役割です。
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・・・・お気づきでしょうか??
この3つの診断、赤ちゃんの異常を発見するために行われているのです。。
  だから、期間も、中絶が可能な22週までに行われるのです。
もし、あなたの赤ちゃんに異常が発見されたら、どうしますか??
多くの病院で進められ、多くの妊婦さんが 選択するのが、中絶
しかし、中絶をすることで罪悪感にかられ、塞ぎこんでしまう方も結構いらっしゃるようです。
筆者がすすめるのは、異常が見つかった時も「普通のお産 をすすめています。
それは、「何が何でも産む」ことに意味があるのではなく、「死(異常を持つ赤ちゃんは、当然早い時期に死が訪れます)を受け入れる時間 を作るため」なのだと思います。
というのも、、、、

私たちの生きる自然界では、淘汰の圧力がかかることも、
突然変異や異常が一定の割合で起こることも、あたりまえの現実なのです。

しかし、それを現代女性は、“中絶はだめ ”と固定観念で捉えたり、
“自分の思い通りにいかない”こととして、その『現実』を受け入れられなくなっているのです 😥

固定観念に絡め取られることや、現実を受け入れられないことは、
本人にとってはもちろん、周りにとっても、かなり辛いし苦しいことだと思います
翻って、昔はどうだったか?というと、
お産も、子供も、自分のものではなく、みんなのもの。
だからこそ、“みんなにとってどうか?”
               ・・・というまっとうな判断ができたのです

それが失われた背景には、昔のような共同体(ムラ集団)が解体され、
人の生死が、個人やその家族といった狭い単位の判断(個人的感情)に委ねられたことがあります。
まっとうな判断軸は、みんなで、みんなのために最善の判断を下します。
「みんなのために、これでよかったんだ 。」と思えるので、
そのことによる罪悪感 や“なんで自分だけ… ”といった、苦しい感情は生起しません。
生きとし生けるものは、その生も死も、
全ては、外圧状況によってや、みんなにとってどうか?で、必然的に決まるもの。

それもまた、自然の摂理なのです
生も死も、その喜び や悲しみ も、全て“みんなの中”にある。
みんなで一緒に、共有していくことで、喜びをふくらませ、悲しみを分け合える

だからこそ、そのまっとうな判断軸をみんなで再生していくことが求められていると感じます。
みんなで、考えていきましょう

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