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水が燃料に?

こんにちは。
原油が高騰している情勢ですが、水と油を混合したエマルジョン燃料ってものが、研究が進められているそうで、低燃費で、燃料消費低減、NOx低減と良いことずくめのようですが、どんなものなんでしょう?
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以下、
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20364016,00.htm [1]
より、引用です。

えっ!?「水と油」の混合燃料…神戸大が開発、燃費改善 NOxも低減
 船舶燃料などに用いるC重油と水を混合した「エマルジョン燃料」の実用化に向け、神戸大学の西田修身名誉教授らのチームが、特殊な添加剤で水と油の分離を抑える技術を開発した。重油だけを使うより燃費が改善し、排気中の窒素酸化物(NOx)も減らせる上、既存のディーゼルエンジンにも使えるのが特徴という。
 西田名誉教授によると、油水混合燃料は点火後、急速に気化した水粒子が周囲の油を吹き飛ばす「ミクロ爆発」が起きることから燃焼効率が上がり、酸化物の排出も抑えられる。
 公開された実証実験では、水を20%加えた混合燃料でトラクター用エンジン(16馬力)を約2時間駆動させた。水の混合比率が50~60%程度までなら、用途次第で燃料として用いることが可能という。
 添加剤に界面活性剤を用いた従来の油水混合燃料は、時間の経過や温度変化で水と油が分離するため、実用化が難しかった。
 神戸大のグループは、無機質成分の添加剤を0・3%程度加えて乳化することで、100度以上に加熱したり長期間貯蔵したりしても分離しない技術を開発した。
 混合燃料にした場合のC重油消費量は、重油だけのときより5~10%低減され、NOx排出量も30%程度抑えることができるという。ただ、燃料として販売することは法律で認められておらず、実用化へのネックになっている。
 西田名誉教授は「船舶燃料のNOx規制は強まりつつある。原油価格が高騰する中、環境に優しい燃料の実現を目指したい」と話している。

 水が燃料になるということではなくて、水が油(燃料)を微細にして吹き散らして拡散させることで、空気との接触面積が増えて、燃焼効率が上がると言う仕組みのようです。既に、ハウス農家などへ供給され始めているようですが、どうなんでしょうか?
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(http://pc140.narcc.affrc.go.jp/sagyo/energy/emulsion/emulsion.htmlより転載)
 確かに目先的には、良さそうですが、もし本格化したら、今度は、水の確保も問題だし、使用機器の寿命が縮まるようでは、×。
エマルジョン燃料を作るのに、新たなプラント建設が必要であれば、環境にやさしいどころではない。

 現在、盛んに、技術開発がされているようですが、もう少し、調べて見たいと思います。

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