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コレラの流行も人間の排泄物が原因??

こんにちは~ヨネザワです
 るいネットに掲載されている狒狒さんの (http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=140390)を見て、自分も「人糞=汚染・危険」という常識に違和感を覚えました
 排泄物の利用は(確かに臭いけれど )、本当に不衛生で危険なんだろうか
 今回注目したのは、世界でもたびたび大流行している コレラ
世界で最も怖い感染症の中の一つであり、日本でも感染症の一つとして法律で定められている。
 
  「このような感染症を防ぐためにも、排泄物の利用は不衛生であり、行うべきではない」 ということなのだが、どのように感染症と排泄物利用が関係するのか、真意を確かめるべく調べて見ました
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  コレラの原因であるコレラ菌は、水の中に生息する菌であり、その感染経路は、コレラ菌に感染した水やそこに生息する魚介類を人間が摂取することによって感染する。このコレラが大流行してしまうのは、感染した人間の排泄物がそのまま海へ流され、別の人がその水、そこにいる魚介類を摂取し、感染してしまうというパターン また、コレラ菌は自然界の中で、人間の腸内でしか増殖できないということが分かっている。
 
 (これを見ていて… ん~やっぱ排泄物は危険なのか~と思っていたんですけど 次のことを知って、あれ って感じました。)
 コレラ菌の感染力は非常に高いのだが、実は比較的弱い菌であり、酸や乾燥、日光、高温にさらされると容易に死滅してしまうということも分かっている。
 危険じゃないんじゃ だって排泄物を肥料として利用するってことは、当然乾燥しているわけだし、日光にも当たる 肥料とする排泄物が感染していても収穫して人間が摂取する頃には死滅している 魚介類を摂取するにしても火を通せばいいわけだし、何も問題ない 感染している水を直接摂取でもしない限り、感染することは無いということになる
 
 調べてみると、コレラ菌は、水中なら1日、食品中では1~2日、海水中なら3週間(←好塩性のため多少長い)程度しか生息できないということ。やはり理論上排泄物を利用することには、何の問題もないじゃん
じゃあ何で流行してしまうんだろう
 人間の腸内でしか増殖できないということを考えると、大流行するには人間&排泄物が不可欠ということは想像できる 誰かが感染し、その排泄物をそのまま海や河へ流す そして、菌が死滅する前(数日以内)にまたその水を別の人が摂取するということの繰り返しがあってはじめて流行する つまり排泄物を海や河へ流す習慣と、海や河の水を日常的に利用するという習慣が無い限り、コレラが流行することは無いということになる
colera_area.gif)
 今回はコレラに注目して調べてみましたが、やっぱり「排泄物が不衛生、危険」であるという常識は違うんじゃないかってますます感じてきました まだまだ確信は持てていないので、今後引き続いて調べていこうと思っています

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