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食品添加物に対する規制は抜け道だらけの“ザル法”

東京都保健福祉局のホームページによれば、食品添加物には表示が免除されているものがある。 (参考;「食品添加物の表示方法」 [1]食品衛生の窓より [2]
この問題性は、これまでもこころある人々によって再三に渡って指摘されてきた。キャリーオーバーの問題 や加工助剤の問題、また栄養強化 目的の場合の免除や、ばら売りをする場合に免除される問題は大きな問題になっている。(※詳しくは「るいネット」 [3]『健康(食)ブームの裏側で・・・化学調味料増加中!?』 [4]『表示しなくてもいい食品添加物がある』 [5]参照)
分かりやすく言えば、「コンビニの弁当は、添加物が山盛りだから、惣菜を買って帰ろう」と、体や安全を意識したつもりでも、実態は食品添加物を減らす事が出来たかは微妙な問題になるということである。逆に、場合によっては、より多く摂取してしまっているかもしれないのである。 🙄
さっき、スーパーでお惣菜を買った! というそこのあなた
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しかし、私達にはこれを知る術は一切ないのである。ホントに恐るべき状況である。このようなことがまかり通っているのである。 👿
さらには、一括表示といって複数の添加物をひとくくりにして表示する事も認められている。
(参考;「食品添加物の表示方法」 [1]食品衛生の窓より [2]
このことは、食品添加物に関する詳しい知識を持たない私たちにとって、実際に使われている量よりも少ないと錯覚させている場合も多いだろう。
以上のような現実を目の当たりにすると、食品衛生法を初めとする食品の安全を確保する為の法律や厚生労働省の通達が、抜け道だらけの“ザル法”であることに気付く。
食品添加物に関して言えば、現在の日本は穴だらけといっても良い状況である!摂取している添加物のきちんとした種類はもちろんのこと、量に関しても正確には把握できないような仕組みと法体系になっている。
一体、なんでこうこんなことになってしまったのだろうか?
利益のみを追求するの企業の姿勢 の結果であろうか?それとも利便性や見た目などを気にする消費者の責任なのだろうか?(しかし、上記で指摘されているように、消費者にはその実態が分からないようになっている)
いずれにしろ、「自分さえ良ければよい」とか、「自分たちの会社さえ良ければよい」という意識が問題の根本にありそうである。

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