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臭いものにはフタ?

土壌汚染対策について調べてみました。
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土壌が重金属や揮発性有機化合物によって汚染されると、それを直接吸い込んだり、地下水を汚染して人体や生態系に悪影響を与えてしまいます。
そこで、平成14年に制定された「土壌汚染対策法」では、有害物質を選定し、それらの物質の土壌含有量基準や溶出基準が定められています。
基準値を超えている場合には対策措置が命ぜられるのですが、その内容を見て、思わずえっ?と思ってしまいました。
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有害物質なら取り除かなければ、と思ったのですが、原則として命ぜられる措置は「盛土」と「原位置封じ込め」らしいのです。
http://www.reinet.or.jp/jreidata/osenpj/osen_2_3.htm [1]
直接摂取のリスクに対しては、盛土50cmすればよい事になっています。
地下水摂取のリスクに対しては、原位置封じ込めとなっていて、文字通り「その場所で封じ込めてしまう」という事のようです。(除去を命ぜられるのは、第二溶出基準といって、もとの溶出基準の10~30倍を超えた場合)
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■盛土の図■
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    ■原位置封じ込めの図■
有害物質に対して盛土や封じ込めで済ましてしまうのでは、全然解決になっていないと思うのですが、皆さんはどう思われますか?

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